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「のざわテットーひろば」の歩み
タイトル


  地域のみんなで子育てしよ
       う!




 NPO法人 野沢3丁目遊び場づくりの
 会
 第17回(平成21年度)公益信託世田谷まちづくりファンド助成(ネット文庫制作部門)
1.テットーの紹介



         つながろう。
         土と緑と人の
         あたたかさ。

         まず最初に、のざわテットーひろばについてご紹介し
         ます。
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みんなでいっしょに子育てし
  1-1. 「みんなでいっしょに子育てしよ
            う」


       よう。
                   「子どもたちにもっと自由な遊び場
                  を!」という思いで開放された私有地
                  を利用してこのひろばは生まれました。
                   奥のひろばでは、雑草でおままごと
                  をしたり、水たまりで泥んこになった
                  り、虫を追いかけたり、他の公園には
                  ない発見と楽しさが潜んでいます。
                  「みどりのやね」の部屋では、赤ちゃ
                  んも外の子どの遊びやにぎやかさを感
                  じることができます。大きな藤棚と
                  デッキは大人も子どももゆったり過ご
                  せるスペースです。
                   そして何より欠かせないのが、みん
                  なのあたたかい眼差し。お母さんお父
                  さん、近所のおじちゃんおばちゃんな
                  ど、様々な人が集う楽しいひろばにし
                  ていきたいと思っています。



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る
1-2.テットーを空から見る

 住宅地の
 中にある
 遊び場
                  「のざわテットーひろば」は、世
                 田谷区野沢3丁目の閑静な住宅地の
                 中に位置する。北側の端にシンボル
                 の鉄塔が立ち、中央の「みどりのや
                 ね」を境に、前面のアスファルトの
                 アプローチと、奥の土のひろばがあ
                 る。
                  10m×50mの細長い敶地には、民
                 家が隣接している。子どもの遊び場
                 は、隣接住民にとっては、”迷惑施
                 設”ともなり得るので、日頃から丁
                 寧な関係づくりを心がけている。
                  また近年、周囲にはマンション建
                 設も多く、新たな子育て中の家族が
                 増えており、実際に遊びに来ている
                 人も少なくない。
                  世田谷区と目黒区の区界に近く、
                 それぞれから自転車に子どもを乗せ
                 て来る“生活圏の遊び場”である。
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る
1-3. イラストでご案内




 10m×50mの
 細長い遊び場。
 ここには
 いろんな宝物が
 つまっている。




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1-4.テットーアルバム1




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る
テットーアルバム2




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る
テットーアルバム3




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る
テットーアルバム4




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る
1-5.運営のしくみ


   いろんな人たちが支えている。
                      世田谷区
                      おでかけひろば事業委託
                      400万円
                      社会福祉協議会
                      サロン事業助成
                      12万円                                  お隣の山縣さん
                                                           ワンルームマンション建築
                      年2回のバザー
                                                           反対の一環で購入した土地
                                                           を
                      テットーカフェ
                                                           無償で開放。
                      寄附金    など                            建物もひろば開放のために
                                                           建ててくださった。




   のざわテットーひろばは、区の補
   助を受け、住民の手で運営されて          モットーは                          子育て当事者
                            「地域のみんなで               誰でも     ベテラン世代
   います。メンバーは子育て真っ最          子育てしよう!」                       地域の方  など
                                                   参加できる
   中のお母さんや地域の方々など
   様々。こんなことをやりたい、あ                  野沢3丁目遊び場づくりの
   んなものを作ってみよう、とわい                  会
                                    ボランティアのお母さんたちのグルー
                                    プ
   わい話し合いながら一つ一つ進め                  2009年12月現在
                                    名
                                                 運営会員40
   ています。                            33名
                                                  賛助会員

   2002年4月、任意団体としてはじまった「野沢3丁目遊び場づくりの会」は、 2010年2月にNPO法人となりました。 <
   定款>
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2.これまでの経緯と運営者の想い


         「のざわテットーひろ
             ば」は
          いろんな人たちの
          想いがつながって
            生まれた。
          のざわテットーひろばをつくり、運営してきた人たちが語
          ります。
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2-1.山縣恒子さん(発起人、大家)

 「地域に恩返しがしたいな、っ
 て。」
   のざわテットーひろば
   の生みの親であり、大
   家でもある山縣恒子さ
   んに、遊び場づくりを
   はじめた想いをお聞き
   しました。


   「食事をつくるのが好きで、
   今の子どもたちの食事について
   も気になっていました。
   だから、ここで採れた野菜を
   使ったりして、手づくりの食事
   ができる  場所にしたい
   なぁ、って。            娘さんの美智子さんと。
   もてなすのが好きなんです。」

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1-6.プレーリーダーの役割



   テットーには、
   プレーリーダーがいる。

   プレーリーダーは、   いつもいる人、「テットー」の顔です。
   自らも遊んで刺激したり、素材や道具を用意したりして、子どもたちの   遊びをサポート
  します。


   おしゃべりしながら   人と人をつなげることで、自然な支え合いをコーディネートしま
  す。


   手づくりの遊具やベンチをつくったりして、遊びたくなるような居心地のよい   場所を整備
  します。
                     [参考]日本冒険遊び場づくり協会website>プレーリーダーと
    みんなで気持ちよく運営できるように、地域の人たちと一緒に考えて動きま
▲目次に戻る           は
2-2.テットー流「活動のツボ」
               テットー流「活動のツ
                       ボ」
    ■地域の理解と支えがあってこその遊び場づくり。
     遊び場づくりをはじめるにあたって、大家の山縣さんは、隣接住民にアンケートをとって、要
    望や不安などを聞くことからはじめた。これは現在の近隣との良好な関係に大きく影響している。
    そして、遊び場がはじまってからも、運営者は “子ども”だけでなく、“親”のケア、つまり子育て
    支援の視点はもちろんのこと、さらに地域の高齢者などにも利用してもらいたい、と視野を広げ
    て活動している。

    ■テットーはテキトー!?         がんばりすぎない、無理しな
    い。
     会の名称を決めたときのエピソード「略称は『テットーの会』?あれ、『テキトーの会』!?」
    「わたしたち、テキトーだからね(笑)」。もちろん、会計などしっかりすべきところは、当初か
    ら確実に処理してきたが、全体の雰囲気としては、この気楽さが結構重要だ。好評のカフェも「き
    まぐれテットーカフェ」として、できるときにやろうという試みではじまった。遊び心を忘れずに、
    肩の力を抜いてがんばりすぎず続けてきたことが、テットーの心地よい雰囲気につながっている。
    ■「やってみたい」にチャレンジすることで、人は育つ。
     子どもは遊びを通じて育っていく。実は、大人も同じく「やってみたい」ことにチャレンジする
    ことで、多くのことを学び、育つ。テットーでは、若い世代が自らの「やってみたい」ことを企画
    し、実現している。小さいことでも、自分で引き受けてやってみることが大切だ。それをベテラン
    世代がサポートする。そうして、団体の運営も次の世代に引き継がれようとしている。子どもと一
    緒に大人も育っているのだ。
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「一番大事なことは、
2-3.池田栄子さん



  近所の方たちに理解してもらう
  こと
  だって思ってやっている。」     2009年8月26日 座談会にて[全文(PDF)はこちら
                    から]




              私は、テットーを続けていく上での、一番
             大事なことは、近所の方たちに理解してもら
             うことだって思っている。自分たちはすごく
             楽しんでいるけれども、その裏には、迷惑か
             けてる人たちもいるんだってことを、一緒に
             やってる人たちにもわかってほしい。そのこ
             とは、若いお母さんたちだけじゃ気づかない
             ところだろうなって思う。
              だから、私のできることは、気にかけて、
             そして若い人たちに伝えることだと思ってい
             る。
              池田栄子さん
              2002~2005年度代表。現在は「親子クッキング」など
              を担当。
                                           ▲目次に戻る
2-4.塚本重美さん

    「ほんと、村みたいな感覚を
    意識的につくってるって
    ことだと思う。」
     2009年8月26日 座談会にて[全文(PDF)はこちら
     から]




      かつての村みたいな感覚が、今や地域には、
     特に都会では、全然なくなっていますよね。
      テットーでは、今あえてなんかのかたちで、
     それをつくっていかないとっていう動きが、
     少しずつ、ほんとに、すごくちっちゃな芽だ
     けど、できてきてるのかな、と感じている。



              塚本重美さん
              設立当初から縁の下の力持ち的存在。
              現在は、火曜日のランチを担当。
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「カフェでランチをはじめたん
2-5.原田治子さん


   です。
   すると、人の和が
   ひろがりはじめました。」
              私はテットーができる前から隣に住んでいて、趣味で花や
             野菜、イチゴの苗なんかを育てていました。
              遊び場ができるんだったら、イチゴを植えれば、子どもた
             ちに 喜んでもらえるかなって思って、大家さんに話をした
             んです。
             そうして私はテットーひろばにかかわる事になりました。
              テットーでは、子どもたちは楽しく遊んでたけど、お母さ
             んたちの居場所が無さそうだった。そこで、テットーカフェ
             を提案して、
             私がケーキやパンを作って、ランチをはじめました。
              すると、人の和がひろがりはじめました。
             原田治子さん
             初期から園芸作業やテットーカフェなどを担当。現在は千葉県印西
             市在住。                           ▲目次に戻る
2-6.佐藤真理子さん

   「ここはね、
   お母さんの居場所にもなる
   場所だと思うんですよ。」
   2009年8月26日 座談会にて[全文(PDF)はこちら
   から]




          プレーパークは子どもが主役のところ。テッ
         トーはお母さんもほっとできる場所だった。私
         にとっても、自分の居場所的だったんですよね、
         きっと。
          テットーでみんなと話ながらやってきて、子
         どもの見方がね、ちょっと変わったのかもしれ
         ない。子どもが小さい時に一緒に遊べたのが良
         かったのかな。
         佐藤真理子さん
         初期の会計を担当。現在は茨城県水戸市在住。

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「いろんなアイディアとか聞くと、
2-7.廣吉敦子さん

   やりたいことがいっぱいあって。
   それを、わたしたちは
   実現していったじゃないです
   か。」             2009年8月26日 座談会にて[全文(PDF)はこちら
                   から]




              同じ世代の人で誰か一緒にやってくれないか
             なって思っていた。いつもイベントだけに来る人
             は、参加はするけど、一緒にやろうって言っても
             運営側にはならない。それが結構長くて、最初は、
             なかなか楽しいまでいかなかった。
             一緒にやる人がいると、楽しくなるんですよ。


             廣吉敦子さん
             2006年度~ 代表。マンマの会代表としても活躍。
                                                  ▲目次に戻る
2-8.矢島佐世さん
  「自分がやることが形になると、
  やっぱり面白いじゃないです
  か。」           2009年8月26日 座談会にて[全文(PDF)はこちら
                から]




              何か自分がやることが形になると、やっぱ
             り 面白いじゃないですか。やったぞって気
             になるし、自分がここにいるっていうのが、
             とっても意味があることになってくるから。
              だから、どうやってここで、みんながそれ
             ぞれの「仕事」をできるようにするのか、っ
             ていうのを  考えるのが、これからスタッ
             フとしての課題かな。

             矢島佐世さん
             2006年度に社会福祉協議会の子育て支援者研修を
             きっかけに運営に関わるようになる。現在は事務局を
             担当。
                                          ▲目次に戻る
「子育ての世代が入って、
2-9.光石弓子さん


   一緒に話し合いを
   持っていくということは、
   ものすごく大切なことだと思
   う。」              2009年8月26日 座談会にて[全文(PDF)はこちら
                    から]




              私は、先輩のお母さんたちと、子育てしている時
             期に出会えたということはすごく幸せなことだった。
             そういう意味でも、異年齢でっていうのは、すごく
             大事だなって 思う。
              立ち上げに関わらせてもらって、池田さんや 塚
             本さんたちと一緒にやれたことは、すごく幸せだっ
             たなと思う。
             光石弓子さん
             初期の読み聞かせで活躍。現在は運営から離れている。
                                               ▲目次に戻る
2-10. 「みんなでみんなの子を育て
る、みたいな感覚。」

   「みんなでみんなの子を育てる、
   みたいな感覚。」
    テットーの活動がはじまった当初は、ベテラン世代が中心になって、若い親の世代を引っ
   ぱりながら突っ走ってきた。当時は世の中でも、“子育て支援”の必要性が叫ばれるようになっ
   ていた。
    テットーに来た“若い世代”は、やわらかな雰囲気の中で受け止められ、徐々に自らの内にあ
   る「やってみたい」という想いを出すようになる。当事者として「みんなでいっしょに子育
   てしよう」という 目標を、どのように実現していけばよいか、自分たちで企画し動き出す
   場面が増えている。                                   ▲目次に戻る

    いま、テットーの運営は、次世代へと引き継がれつつある。
2-11.若い世代の運営者たちの声
  水が嫌いなウチの子が、友だち        家だと子どもと二人で常に向       初めて来たときに、
 と水遊びするのを、私ずっとウッ       き合ってるっていうのは苦しく      お昼を食べてたときに、
 ドデッキで見てたんです。          なる時がある。             スタッフの方がお弁当
  最初ギャーギャー泣いて           逆にこういうところだと、他      を沢山だして、「食
                       にやらないといけないことがな
 たのが、そのうちワハハっ          いので、 部屋の中でも子ども      べてったら」って、
 ていうのに変わったんです。         にゆっくり向き合えます。        いきなり勧めてくれて。
  子どもがあんなに苦手だったこ                            私は東京に来てそう
                        テットーに来ていて、私も       いう体験をしたことが
 とを克服できて、精神的なたくま
 しさを、たったの30分の間に、生      子どももいいことしか          なかったので、お母
 中継のライブ感覚で見れて          ないから、私はお手伝いさせ       さん的な感じとい
 しまったことに、ひたすら感動        ていただきたいなと思ってここ      うか、すごく嬉しくて。
                       に関わっています。
 してしまったんですね。

  みんなでみ                                      子どもがちょっと
 んなの子を育                                     危険なことやってい
 てるみたいな感覚、                                  ても、親同士み
 そういうところがk                                  んなの目で俯瞰
 私はすごく大好きで                                  して    見てい
 す。                                         られるって、すごい
  もう子どもはそん                                  なって思ったんです。
 なにここに来たいっ                                  自分の子じゃなく
 ていう年齢でもない                                  たって、もう、みん
 んですけど、私は                                   なの子。自分た
 できる 限り                                     ちで守るわョ、
 関わりたいな        運営に携わっている若い世代の親たちの想いを紹介しま    みたいな感じ。
▲目次に戻る
 と思っています。      す。
3.これまでに受けた助成等につい
       て




  助けがあったから、
    実現できた
   ことがある。
         のざわテットーひろばの活動を支えてもらった、助成・補助等についてまと
         めました。

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世田谷まちづくりファンド
3-2.助成等の実績1                           まちづくり活動部門
            助成(2002~2004年度)
            2002年度は、遊び場で使用する基本的な道具類、木材・ペンキなどの資材、室内の本棚などを揃
            えることができた。
 •   世田谷まちづくりファンド助成
          2003~2004年度は、プレーリーダー人件費が認められ、週1~2日の活動日にプレーリーダーを
          配置することができた。
 •   子育てサロン補助


            世田谷まちづくりファンド まちを元気にする拠
            点部門助成(2006~2008年度)
            2006年度は、調査準備費用により申請案を作成したが、建築基準法に抵触するため実現不可能と
            され、落選した。2007年度は、2006年度の失敗を踏まえ、初期段階から建築家と協力して調査準
            備費用により申請案を作成した。トイレとテラスを整備する案[審査時の資料]で、拠点整備が決
            まり、2008年度に施工した。




            世田谷区社会福祉協議会 子育てサロン補助
            (2002年度~)
            子育て中の母親たちが、気軽に集っておしゃべりできる機会を提供しようと、テットーの普段の活
            動の中に織り交ぜて実施している。



                                                       ▲目次に戻る
世田谷区社会福祉協議会
3-3.助成等の実績2                        地域の支え合い活動助成
           (2005~2006年度)
           2005年度に、利用者の若い母親たちを中心に地域に取材し、「子育てマップ・ふるさとマップ」を
           つくった。また、これまでの活動記録をまとめた「3年間の記録誌」もつくり、合わせて配布した。
 •   地域の支え合い活動助成
          2006年度は講演会などを企画・実施した。

 •   自然体験遊び場モデル事業受託
 •   おでかけひろば事業補助
           世田谷区 自然体験遊び場モデル事業受託(2005
           ~ 2007年度)
           2005年度の途中から、世田谷区の新たな事業である「自然体験遊び場モデル事業」の委託を受けた。
           週2日の活動日にプレーリーダーを配置することができた。世田谷区が子ども施策を整理する2007
           年度まで受託した。




           世田谷区 おでかけひろば事業補助(2007年度
           ~)
           2007年度下半期から、「おでかけひろば」として位置づけられるようになった。2007年度は事業費
           の他に、準備金も用意され、屋外のデッキの整備とパソコン、電話等の備品を揃えることができた。
           「おでかけひろば」となってから、プレーリーダーの他にスタッフを配置し、常時2名以上が常駐す
           ることになった。

                                                      ▲目次に戻る
ニッセイ財団
3-3.助成等の実績3      放課後の子どもの居場所づくり事業
         助成(2007~2008年度)
         手づくりの石窯やそれを利用したイベント等に助成された。また、プレーリーダー人件費が認める数
         少ない助成金でもある。

 •   ニッセイ財団放課後の子どもの居場所づくり事業助成
 •   東京マイコープ市民活動助成基金
 •   NPO法人SAHS「地域のトイレを増やそうプロジェクト」 募金
         東京マイコープ 市民活動助成基金(2007年度)
         建物前面に展開する木製デッキの一部と、裏庭へ通じる木道の整備に助成された。ベビーカーなどで
         も利用しやすい状況をつくることができた。




         NPO法人SAHS 「地域のトイレを増やそうプロ
         ジェクト」 募金(2008年度)
         まちづくりファンドでのトイレ整備では、ユニバーサルデザインとすることで、SAHS(世田谷オル
         タナティブ・ハウジング・サポート)の「地域のトイレを増やそうプロジェクト」にも位置づけられ、
         募金から助成を受けた。



                                                 ▲目次に戻る
世田谷まちづくりファンド
3-3.助成等の実績3                                 ネット文庫部門助成
         (2009年度)
         今まで自分たちのまちづくり活動から得られた経験、知見、スキル等をまとめ、インターネット上に
         電子図書の形で公開することができた。
         http://www.setagayatm.or.jp/trust/fund/library/tetto/top.htm
 •   ニッセイ財団放課後の子どもの居場所づくり事業助成
 •   東京マイコープ市民活動助成基金
 •   NPO法人SAHS「地域のトイレを増やそうプロジェクト」 募金
         新米ママへの応援マガジン『どこいこ』発行
         (2010年度)
         スタッフのお母さんが発起人となり、いろんなお母さん達と一緒に地域のおでかけマップを作る事が
         できた。
         世田谷区子ども基金、世田谷区社会福祉協議会地域福祉活動団体助成。




         NPO法人サービスグラント                      プロボノ「WEB作
         成」 助成(2012年度)
         プロボノワーカーの方々による活動で、HPを見やすく、ひろばの雰囲気の伝わる素敵なサイトに
         リニューアルする事ができた。




                                                               ▲目次に戻る
• テットーひろばHP
 「テットーひろば de のほほん」
 http://tetto.kuronowish.com/




• テットーひろばFBページ
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  • 2. 1.テットーの紹介 つながろう。 土と緑と人の あたたかさ。 まず最初に、のざわテットーひろばについてご紹介し ます。 ▲目次に戻る
  • 3. みんなでいっしょに子育てし 1-1. 「みんなでいっしょに子育てしよ う」 よう。 「子どもたちにもっと自由な遊び場 を!」という思いで開放された私有地 を利用してこのひろばは生まれました。 奥のひろばでは、雑草でおままごと をしたり、水たまりで泥んこになった り、虫を追いかけたり、他の公園には ない発見と楽しさが潜んでいます。 「みどりのやね」の部屋では、赤ちゃ んも外の子どの遊びやにぎやかさを感 じることができます。大きな藤棚と デッキは大人も子どももゆったり過ご せるスペースです。 そして何より欠かせないのが、みん なのあたたかい眼差し。お母さんお父 さん、近所のおじちゃんおばちゃんな ど、様々な人が集う楽しいひろばにし ていきたいと思っています。 ▲目次に戻 る
  • 4. 1-2.テットーを空から見る 住宅地の 中にある 遊び場 「のざわテットーひろば」は、世 田谷区野沢3丁目の閑静な住宅地の 中に位置する。北側の端にシンボル の鉄塔が立ち、中央の「みどりのや ね」を境に、前面のアスファルトの アプローチと、奥の土のひろばがあ る。 10m×50mの細長い敶地には、民 家が隣接している。子どもの遊び場 は、隣接住民にとっては、”迷惑施 設”ともなり得るので、日頃から丁 寧な関係づくりを心がけている。 また近年、周囲にはマンション建 設も多く、新たな子育て中の家族が 増えており、実際に遊びに来ている 人も少なくない。 世田谷区と目黒区の区界に近く、 それぞれから自転車に子どもを乗せ て来る“生活圏の遊び場”である。 ▲目次に戻 る
  • 5. 1-3. イラストでご案内 10m×50mの 細長い遊び場。 ここには いろんな宝物が つまっている。 ▲目次に戻る
  • 10. 1-5.運営のしくみ いろんな人たちが支えている。 世田谷区 おでかけひろば事業委託 400万円 社会福祉協議会 サロン事業助成 12万円 お隣の山縣さん ワンルームマンション建築 年2回のバザー 反対の一環で購入した土地 を テットーカフェ 無償で開放。 寄附金 など 建物もひろば開放のために 建ててくださった。 のざわテットーひろばは、区の補 助を受け、住民の手で運営されて モットーは 子育て当事者 「地域のみんなで 誰でも ベテラン世代 います。メンバーは子育て真っ最 子育てしよう!」 地域の方 など 参加できる 中のお母さんや地域の方々など 様々。こんなことをやりたい、あ 野沢3丁目遊び場づくりの んなものを作ってみよう、とわい 会 ボランティアのお母さんたちのグルー プ わい話し合いながら一つ一つ進め 2009年12月現在 名 運営会員40 ています。 33名 賛助会員 2002年4月、任意団体としてはじまった「野沢3丁目遊び場づくりの会」は、 2010年2月にNPO法人となりました。 < 定款> ▲目次に戻る
  • 11. 2.これまでの経緯と運営者の想い 「のざわテットーひろ ば」は いろんな人たちの 想いがつながって 生まれた。 のざわテットーひろばをつくり、運営してきた人たちが語 ります。 ▲目次に戻る
  • 12. 2-1.山縣恒子さん(発起人、大家) 「地域に恩返しがしたいな、っ て。」 のざわテットーひろば の生みの親であり、大 家でもある山縣恒子さ んに、遊び場づくりを はじめた想いをお聞き しました。 「食事をつくるのが好きで、 今の子どもたちの食事について も気になっていました。 だから、ここで採れた野菜を 使ったりして、手づくりの食事 ができる 場所にしたい なぁ、って。 娘さんの美智子さんと。 もてなすのが好きなんです。」 ▲目次に戻る
  • 13. 1-6.プレーリーダーの役割 テットーには、 プレーリーダーがいる。 プレーリーダーは、 いつもいる人、「テットー」の顔です。 自らも遊んで刺激したり、素材や道具を用意したりして、子どもたちの 遊びをサポート します。 おしゃべりしながら 人と人をつなげることで、自然な支え合いをコーディネートしま す。 手づくりの遊具やベンチをつくったりして、遊びたくなるような居心地のよい 場所を整備 します。 [参考]日本冒険遊び場づくり協会website>プレーリーダーと みんなで気持ちよく運営できるように、地域の人たちと一緒に考えて動きま ▲目次に戻る は
  • 14. 2-2.テットー流「活動のツボ」 テットー流「活動のツ ボ」 ■地域の理解と支えがあってこその遊び場づくり。 遊び場づくりをはじめるにあたって、大家の山縣さんは、隣接住民にアンケートをとって、要 望や不安などを聞くことからはじめた。これは現在の近隣との良好な関係に大きく影響している。 そして、遊び場がはじまってからも、運営者は “子ども”だけでなく、“親”のケア、つまり子育て 支援の視点はもちろんのこと、さらに地域の高齢者などにも利用してもらいたい、と視野を広げ て活動している。 ■テットーはテキトー!? がんばりすぎない、無理しな い。 会の名称を決めたときのエピソード「略称は『テットーの会』?あれ、『テキトーの会』!?」 「わたしたち、テキトーだからね(笑)」。もちろん、会計などしっかりすべきところは、当初か ら確実に処理してきたが、全体の雰囲気としては、この気楽さが結構重要だ。好評のカフェも「き まぐれテットーカフェ」として、できるときにやろうという試みではじまった。遊び心を忘れずに、 肩の力を抜いてがんばりすぎず続けてきたことが、テットーの心地よい雰囲気につながっている。 ■「やってみたい」にチャレンジすることで、人は育つ。 子どもは遊びを通じて育っていく。実は、大人も同じく「やってみたい」ことにチャレンジする ことで、多くのことを学び、育つ。テットーでは、若い世代が自らの「やってみたい」ことを企画 し、実現している。小さいことでも、自分で引き受けてやってみることが大切だ。それをベテラン 世代がサポートする。そうして、団体の運営も次の世代に引き継がれようとしている。子どもと一 緒に大人も育っているのだ。 ▲目次に戻る
  • 15. 「一番大事なことは、 2-3.池田栄子さん 近所の方たちに理解してもらう こと だって思ってやっている。」 2009年8月26日 座談会にて[全文(PDF)はこちら から] 私は、テットーを続けていく上での、一番 大事なことは、近所の方たちに理解してもら うことだって思っている。自分たちはすごく 楽しんでいるけれども、その裏には、迷惑か けてる人たちもいるんだってことを、一緒に やってる人たちにもわかってほしい。そのこ とは、若いお母さんたちだけじゃ気づかない ところだろうなって思う。 だから、私のできることは、気にかけて、 そして若い人たちに伝えることだと思ってい る。 池田栄子さん 2002~2005年度代表。現在は「親子クッキング」など を担当。 ▲目次に戻る
  • 16. 2-4.塚本重美さん 「ほんと、村みたいな感覚を 意識的につくってるって ことだと思う。」 2009年8月26日 座談会にて[全文(PDF)はこちら から] かつての村みたいな感覚が、今や地域には、 特に都会では、全然なくなっていますよね。 テットーでは、今あえてなんかのかたちで、 それをつくっていかないとっていう動きが、 少しずつ、ほんとに、すごくちっちゃな芽だ けど、できてきてるのかな、と感じている。 塚本重美さん 設立当初から縁の下の力持ち的存在。 現在は、火曜日のランチを担当。 ▲目次に戻る
  • 17. 「カフェでランチをはじめたん 2-5.原田治子さん です。 すると、人の和が ひろがりはじめました。」 私はテットーができる前から隣に住んでいて、趣味で花や 野菜、イチゴの苗なんかを育てていました。 遊び場ができるんだったら、イチゴを植えれば、子どもた ちに 喜んでもらえるかなって思って、大家さんに話をした んです。 そうして私はテットーひろばにかかわる事になりました。 テットーでは、子どもたちは楽しく遊んでたけど、お母さ んたちの居場所が無さそうだった。そこで、テットーカフェ を提案して、 私がケーキやパンを作って、ランチをはじめました。 すると、人の和がひろがりはじめました。 原田治子さん 初期から園芸作業やテットーカフェなどを担当。現在は千葉県印西 市在住。 ▲目次に戻る
  • 18. 2-6.佐藤真理子さん 「ここはね、 お母さんの居場所にもなる 場所だと思うんですよ。」 2009年8月26日 座談会にて[全文(PDF)はこちら から] プレーパークは子どもが主役のところ。テッ トーはお母さんもほっとできる場所だった。私 にとっても、自分の居場所的だったんですよね、 きっと。 テットーでみんなと話ながらやってきて、子 どもの見方がね、ちょっと変わったのかもしれ ない。子どもが小さい時に一緒に遊べたのが良 かったのかな。 佐藤真理子さん 初期の会計を担当。現在は茨城県水戸市在住。 ▲目次に戻る
  • 19. 「いろんなアイディアとか聞くと、 2-7.廣吉敦子さん やりたいことがいっぱいあって。 それを、わたしたちは 実現していったじゃないです か。」 2009年8月26日 座談会にて[全文(PDF)はこちら から] 同じ世代の人で誰か一緒にやってくれないか なって思っていた。いつもイベントだけに来る人 は、参加はするけど、一緒にやろうって言っても 運営側にはならない。それが結構長くて、最初は、 なかなか楽しいまでいかなかった。 一緒にやる人がいると、楽しくなるんですよ。 廣吉敦子さん 2006年度~ 代表。マンマの会代表としても活躍。 ▲目次に戻る
  • 20. 2-8.矢島佐世さん 「自分がやることが形になると、 やっぱり面白いじゃないです か。」 2009年8月26日 座談会にて[全文(PDF)はこちら から] 何か自分がやることが形になると、やっぱ り 面白いじゃないですか。やったぞって気 になるし、自分がここにいるっていうのが、 とっても意味があることになってくるから。 だから、どうやってここで、みんながそれ ぞれの「仕事」をできるようにするのか、っ ていうのを 考えるのが、これからスタッ フとしての課題かな。 矢島佐世さん 2006年度に社会福祉協議会の子育て支援者研修を きっかけに運営に関わるようになる。現在は事務局を 担当。 ▲目次に戻る
  • 21. 「子育ての世代が入って、 2-9.光石弓子さん 一緒に話し合いを 持っていくということは、 ものすごく大切なことだと思 う。」 2009年8月26日 座談会にて[全文(PDF)はこちら から] 私は、先輩のお母さんたちと、子育てしている時 期に出会えたということはすごく幸せなことだった。 そういう意味でも、異年齢でっていうのは、すごく 大事だなって 思う。 立ち上げに関わらせてもらって、池田さんや 塚 本さんたちと一緒にやれたことは、すごく幸せだっ たなと思う。 光石弓子さん 初期の読み聞かせで活躍。現在は運営から離れている。 ▲目次に戻る
  • 22. 2-10. 「みんなでみんなの子を育て る、みたいな感覚。」 「みんなでみんなの子を育てる、 みたいな感覚。」 テットーの活動がはじまった当初は、ベテラン世代が中心になって、若い親の世代を引っ ぱりながら突っ走ってきた。当時は世の中でも、“子育て支援”の必要性が叫ばれるようになっ ていた。 テットーに来た“若い世代”は、やわらかな雰囲気の中で受け止められ、徐々に自らの内にあ る「やってみたい」という想いを出すようになる。当事者として「みんなでいっしょに子育 てしよう」という 目標を、どのように実現していけばよいか、自分たちで企画し動き出す 場面が増えている。 ▲目次に戻る いま、テットーの運営は、次世代へと引き継がれつつある。
  • 23. 2-11.若い世代の運営者たちの声 水が嫌いなウチの子が、友だち 家だと子どもと二人で常に向 初めて来たときに、 と水遊びするのを、私ずっとウッ き合ってるっていうのは苦しく お昼を食べてたときに、 ドデッキで見てたんです。 なる時がある。 スタッフの方がお弁当 最初ギャーギャー泣いて 逆にこういうところだと、他 を沢山だして、「食 にやらないといけないことがな たのが、そのうちワハハっ いので、 部屋の中でも子ども べてったら」って、 ていうのに変わったんです。 にゆっくり向き合えます。 いきなり勧めてくれて。 子どもがあんなに苦手だったこ 私は東京に来てそう テットーに来ていて、私も いう体験をしたことが とを克服できて、精神的なたくま しさを、たったの30分の間に、生 子どももいいことしか なかったので、お母 中継のライブ感覚で見れて ないから、私はお手伝いさせ さん的な感じとい しまったことに、ひたすら感動 ていただきたいなと思ってここ うか、すごく嬉しくて。 に関わっています。 してしまったんですね。 みんなでみ 子どもがちょっと んなの子を育 危険なことやってい てるみたいな感覚、 ても、親同士み そういうところがk んなの目で俯瞰 私はすごく大好きで して 見てい す。 られるって、すごい もう子どもはそん なって思ったんです。 なにここに来たいっ 自分の子じゃなく ていう年齢でもない たって、もう、みん んですけど、私は なの子。自分た できる 限り ちで守るわョ、 関わりたいな 運営に携わっている若い世代の親たちの想いを紹介しま みたいな感じ。 ▲目次に戻る と思っています。 す。
  • 24. 3.これまでに受けた助成等につい て 助けがあったから、 実現できた ことがある。 のざわテットーひろばの活動を支えてもらった、助成・補助等についてまと めました。 ▲目次に戻る
  • 25. 世田谷まちづくりファンド 3-2.助成等の実績1 まちづくり活動部門 助成(2002~2004年度) 2002年度は、遊び場で使用する基本的な道具類、木材・ペンキなどの資材、室内の本棚などを揃 えることができた。 • 世田谷まちづくりファンド助成 2003~2004年度は、プレーリーダー人件費が認められ、週1~2日の活動日にプレーリーダーを 配置することができた。 • 子育てサロン補助 世田谷まちづくりファンド まちを元気にする拠 点部門助成(2006~2008年度) 2006年度は、調査準備費用により申請案を作成したが、建築基準法に抵触するため実現不可能と され、落選した。2007年度は、2006年度の失敗を踏まえ、初期段階から建築家と協力して調査準 備費用により申請案を作成した。トイレとテラスを整備する案[審査時の資料]で、拠点整備が決 まり、2008年度に施工した。 世田谷区社会福祉協議会 子育てサロン補助 (2002年度~) 子育て中の母親たちが、気軽に集っておしゃべりできる機会を提供しようと、テットーの普段の活 動の中に織り交ぜて実施している。 ▲目次に戻る
  • 26. 世田谷区社会福祉協議会 3-3.助成等の実績2 地域の支え合い活動助成 (2005~2006年度) 2005年度に、利用者の若い母親たちを中心に地域に取材し、「子育てマップ・ふるさとマップ」を つくった。また、これまでの活動記録をまとめた「3年間の記録誌」もつくり、合わせて配布した。 • 地域の支え合い活動助成 2006年度は講演会などを企画・実施した。 • 自然体験遊び場モデル事業受託 • おでかけひろば事業補助 世田谷区 自然体験遊び場モデル事業受託(2005 ~ 2007年度) 2005年度の途中から、世田谷区の新たな事業である「自然体験遊び場モデル事業」の委託を受けた。 週2日の活動日にプレーリーダーを配置することができた。世田谷区が子ども施策を整理する2007 年度まで受託した。 世田谷区 おでかけひろば事業補助(2007年度 ~) 2007年度下半期から、「おでかけひろば」として位置づけられるようになった。2007年度は事業費 の他に、準備金も用意され、屋外のデッキの整備とパソコン、電話等の備品を揃えることができた。 「おでかけひろば」となってから、プレーリーダーの他にスタッフを配置し、常時2名以上が常駐す ることになった。 ▲目次に戻る
  • 27. ニッセイ財団 3-3.助成等の実績3 放課後の子どもの居場所づくり事業 助成(2007~2008年度) 手づくりの石窯やそれを利用したイベント等に助成された。また、プレーリーダー人件費が認める数 少ない助成金でもある。 • ニッセイ財団放課後の子どもの居場所づくり事業助成 • 東京マイコープ市民活動助成基金 • NPO法人SAHS「地域のトイレを増やそうプロジェクト」 募金 東京マイコープ 市民活動助成基金(2007年度) 建物前面に展開する木製デッキの一部と、裏庭へ通じる木道の整備に助成された。ベビーカーなどで も利用しやすい状況をつくることができた。 NPO法人SAHS 「地域のトイレを増やそうプロ ジェクト」 募金(2008年度) まちづくりファンドでのトイレ整備では、ユニバーサルデザインとすることで、SAHS(世田谷オル タナティブ・ハウジング・サポート)の「地域のトイレを増やそうプロジェクト」にも位置づけられ、 募金から助成を受けた。 ▲目次に戻る
  • 28. 世田谷まちづくりファンド 3-3.助成等の実績3 ネット文庫部門助成 (2009年度) 今まで自分たちのまちづくり活動から得られた経験、知見、スキル等をまとめ、インターネット上に 電子図書の形で公開することができた。 http://www.setagayatm.or.jp/trust/fund/library/tetto/top.htm • ニッセイ財団放課後の子どもの居場所づくり事業助成 • 東京マイコープ市民活動助成基金 • NPO法人SAHS「地域のトイレを増やそうプロジェクト」 募金 新米ママへの応援マガジン『どこいこ』発行 (2010年度) スタッフのお母さんが発起人となり、いろんなお母さん達と一緒に地域のおでかけマップを作る事が できた。 世田谷区子ども基金、世田谷区社会福祉協議会地域福祉活動団体助成。 NPO法人サービスグラント プロボノ「WEB作 成」 助成(2012年度) プロボノワーカーの方々による活動で、HPを見やすく、ひろばの雰囲気の伝わる素敵なサイトに リニューアルする事ができた。 ▲目次に戻る
  • 29. • テットーひろばHP 「テットーひろば de のほほん」 http://tetto.kuronowish.com/ • テットーひろばFBページ http://www.facebook.com/tettohiroba