ギフト券販売サイト『コインギフト』を支える技術 @Ripple勉強会2015年3月7日
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日本デジタルマネー協会さん主催で2015年3月7日に行われた「Ripple勉強会」にて使用したスライドを公開用に一部改変したものです。 暗号通貨(Bitcoin, Monacoin)・仮想通貨(Ripple)によるギフト券販売サイト『コインギフト coingift.jp』のバックエンドとしてどのようにオープンソース支払いシステム「Ripple」を用いているのか、という内容です。
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ギフト券販売サイト『コインギフト』を支える技術 @Ripple勉強会2015年3月7日
- 2. 簡単な紹介 『コインギフト』は暗号通貨・仮想通貨で各種 ギフト券が購入できるサイトです ユーザ登録不要で非常に簡単に購入できる 1. ギフト券送付先メアド等、必要事項を記入 2. 送金先アドレスが表示されるので、送金 3. 送金が確認されたらギフトコードを自動で発送 (ただし、暗号通貨の場合は検証が終わってから)
- 4. リップルの良いところ ● 送金が非常に速い – ビットコイン：3✕10分 – モナーコイン：6✕90秒 – リップル：5秒 購入申請から一分未満 でギフトコードが届き ます！ （もちろん、事前準備 等は一切なし） ● 任意のIOUで支払可 ※JPY IOU建てでも購入できます。 （レート高くて意味ないけど！）
- 6. ……
- 11. 接続先の外部市場 ● XRP – Ripple上の交換所機能を用いてJPY IOUに交換 ● モナーコイン – Zaif Exchange (旧 etwings) …… 他に日本円の扱える API対応の取引所は存在しないため、選択の余地なし ● ビットコイン – BTCボックス, coincheck …… コインギフト開始時点で API未対応だった – Kraken ……当時はオープンしたばかりで流動性が少な く、不適だった
- 12. 接続先の外部市場 ● XRP – Ripple上の交換所機能を用いてJPY IOUに交換 ● モナーコイン – Zaif Exchange (旧 etwings) …… 他に日本円の扱える API対応の取引所は存在しないため、選択の余地なし ● ビットコイン – BTCボックス, coincheck …… コインギフト開始時点で API未対応だった – Kraken ……当時はオープンしたばかりで流動性が少な く、不適だった あれ、ビットコインの売却に 使える取引所なくね……！？
- 13. そういえばリップルって…… リップルとは…… – 『オープンソース支払いプロトコル』（≠通貨） – つまり、互いに違う通貨を使用しているユーザ (例 えば、JPYとUSD) が、互いの通貨の種類を意識せ ずに支払いを行うことのできるプラットフォーム リップルホワイトペーパーより引用
- 14. そうだ、リップルを使おう 支払いプロトコル「リップル」に必要な機能と して、以下のような機能が提供されている – リップル上でのみ使える、バーチャルな通貨 (IOU) を発行する機能 – 異なる通貨間で交換を行う機能 ➔ リップル内の BTC (IOU) を売却しXRPにし、 そのXRPで日本円 (IOU) を購入すればカバー (ヘッジ) 取引ができる！ ビットコイン売却先としてリップルを採用！
- 15. 具体的な処理 ユーザ ① ユーザがビットコイン ネットワークを通して送金 BTC IOU JPY IOU リップル ネットワーク ② リップルへBTC 売却注文を発注 ③ ギフト券を発送 リップル ネットワーク
- 17. まとめ コインギフトとリップルの関係 – 支払い通貨として ● ほぼ瞬時に購入が完了する ● リップルの自動両替機能により、任意のIOUで支払い可 – 支払いプロトコルとして ● ビットコインの為替変動に対するカバー(ヘッジ)取引先として実用できるレベルであ ることを実証 ● ライトコインやドージコインなど、Ripple内でIOUとして流通する通貨であれば、い かなる通貨であろうと同様の取り扱いが可能 ➔ リップルは単なる多通貨対応のウォレット＋交換所機能だけではな く、決済システムのバックエンドとしても非常に高い有用性があ ることを証明できた 一見ビットコインとリップルは相反するかもしれないが、寧ろ今回 のようにお互いを補完しあい、共存するものであることを示した