SlideShare una empresa de Scribd logo
1 de 48
Descargar para leer sin conexión
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
11年モノのテックブログを
引き継いでから
始めたこと、続けたこと、やめたこと
ヤフー株式会社 Developer Relations ⼭本 学
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
このセッションについて
持続可能なテックブログを⽬指して、
⾃分が1年半の間、取り組んできたことを紹介します
特にこれら3点についてお話します
「メディアコンセプトとポリシーの重要性」「⽬標を持つべきか」
「テックブログを通じて開発者体験を最⼤化するためには」
現在運⽤されている⽅、これから始めるの⽅へのヒントになれば幸いです
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. 3
ヤフー株式会社 ⼭本 学
@yamamoto_manabu
2012年にヤフーに⼊社。
新規事業のスクラッチ開発を複数経験し、
それらがデベロッパー向けサービスだったこ
とから、DevRel的な活動をスタート。
その後2018年にDevRelを専⾨で⾏う部署に
異動し、2019年から現職に⾄ります。
⾃⼰紹介
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
オウンドメディアチーム
4
デベロッパー向けメディア、SNSの運⽤を⾏っています。
Yahoo!デベロッパーネットワーク Yahoo! JAPAN Tech Blog 各種SNS
@ydnjp
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
Yahoo! JAPAN Tech Blogについて
5
2008年12⽉ ⽴ち上げ
2018年4⽉ DevRel組織⽴ち上げに合わせてDevRelに移管
2018年10⽉ 本格的にリスタート
2019年4⽉ 編集⻑交代
0
50
100
150
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020
記事数
下半期
上半期
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
Yahoo! JAPAN Tech Blogについて
6
2008年12⽉ ⽴ち上げ
2018年4⽉ DevRel組織⽴ち上げに合わせてDevRelに移管
2018年10⽉ 本格的にリスタート
2019年4⽉ 編集⻑交代
0
50
100
150
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020
記事数
下半期
上半期
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
Yahoo! JAPAN Tech Blogについて
7
コンセプト
「社外のクリエイター」と「ヤフーのクリエイター」をつなげるメディア
ポリシー
業務に関連する内容を通じて「技術⼒の⾼さ」「ものづくりを取り巻く⽂化」
「業務内容の魅⼒」のいずれかを伝えることにこだわる。
⾃分もこんな仕事がしたい︕、これ書いた⼈と⼀緒に働きたいな︕という読後感を
得てもらうためにも、当事者による発信を基本とする。
デベロッパー&デザイナー
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
Yahoo! JAPAN Tech Blogについて
8
コンセプト
「社外のクリエイター」と「ヤフーのクリエイター」をつなげるメディア
ポリシー
業務に関連する内容を通じて「技術⼒の⾼さ」「ものづくりを取り巻く⽂化」
「業務内容の魅⼒」のいずれかを伝えることにこだわる。
⾃分もこんな仕事がしたい︕、これ書いた⼈と⼀緒に働きたいな︕という読後感を
得てもらうためにも、当事者による発信を基本とする。
企業主体のテックブログにはいくつか種類・分け⽅があると思います。
以降のスライドでも近い話は出てくるのですが、
本セッションの対象となるテックブログは「企業の技術ブランディング」を
主⽬的としています。
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
今⽇お話したい3つのこと
1. メディアコンセプトとポリシーの重要性
2. ⽬標を持つべきか
3. テックブログを通じて開発者体験を
最⼤化するためには
9
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
引き継ぎ直後のスタートライン
10
メディアコンセプトとポリシーの重要性
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
引き継ぎ直後のスタートライン
11
メディアコンセプトとポリシーの重要性
• だいぶ下降傾向だなあ
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
Yahoo! JAPAN Tech Blogについて
12
2008年12⽉ ⽴ち上げ
2018年4⽉ DevRel組織⽴ち上げに合わせてDevRelに移管
2018年10⽉ 本格的にリスタート
2019年4⽉ 編集⻑交代
0
50
100
150
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020
記事数
下半期
上半期
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
引き継ぎ直後のスタートライン
13
メディアコンセプトとポリシーの重要性
• しっかりと声掛けをしていけば
発信数は⼗分強化できそう
• だいぶ下降傾向だなあ
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
引き継ぎ直後のスタートライン
14
メディアコンセプトとポリシーの重要性
• しっかりと声掛けをしていけば
発信数は⼗分強化できそう
• だいぶ下降傾向だなあ
• どこに声掛けすれば良いか分から
ない(なにを発信したらよいのか
分からない)
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
引き継ぎ直後のスタートライン
15
メディアコンセプトとポリシーの重要性
• しっかりと声掛けをしていけば
発信数は⼗分強化できそう
• だいぶ下降傾向だなあ
• どこに声掛けすれば良いか分から
ない(なにを発信したらよいのか
分からない)
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
コンセプトとポリシーの整理⽅法
16
• ⽬的を再確認する
• コンセプトとポリシーを⾔語化する
メディアコンセプトとポリシーの重要性
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
コンセプトとポリシーの整理⽅法
17
• ⽬的を再確認する
• コンセプトとポリシーを⾔語化する
これらは順序よく進めるのではなく、⾏ったり来たりしつつ、
⾔語化を進めていく。
メディアコンセプトとポリシーの重要性
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
⽬的を再確認
メディアコンセプトとポリシーの重要性
• ⽴ち上げ当初の⽬的を思い出す
• 現在時点において何を⽬的とするか⾔語化する
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
⽬的を再確認
メディアコンセプトとポリシーの重要性
• ⽴ち上げ当初の⽬的を思い出す
• 現在時点において何を⽬的とするか⾔語化する
→ 内部環境だけでなく、外部環境も常に変化している
• 可能であれば、過去の担当者たちにヒアリング
• 掲載した記事をすべて読む
• 社外のテックブログを読む
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
⽬的を再確認
メディアコンセプトとポリシーの重要性
• ⽴ち上げ当初の⽬的を思い出す
• 現在時点において何を⽬的とするか⾔語化する
→ 内部環境だけでなく、外部環境も常に変化している
• 可能であれば、過去の担当者たちにヒアリング
• 掲載した記事をすべて読む
• 社外のテックブログを読む
⽴ち上げ当初の⽬的はなんだったのか、その⽬的の達成状況はどうだったのか、
今の企業⽅針とマッチしているのか
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
⽬的を再確認
21
メディアコンセプトとポリシーの重要性
採⽤
拡販情熱
エントリー促進やミスマッチ防⽌
• 技術スタックの紹介
• 社内⽂化の紹介
アウトプット意欲の発散
• Howto
• 持論
⾃社プロダクトの拡販や
インバウンド営業
• 新機能の紹介
• 事例の紹介
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
⽬的を再確認
22
メディアコンセプトとポリシーの重要性
採⽤
拡販情熱
エントリー促進やミスマッチ防⽌
• 技術スタックの紹介
• 社内⽂化の紹介
アウトプット意欲の発散
• Howto
• 持論
⾃社プロダクトの拡販や
インバウンド営業
• 新機能の紹介
• 事例の紹介
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
⽬的を再確認
23
メディアコンセプトとポリシーの重要性
採⽤
拡販情熱
エントリー促進やミスマッチ防⽌
• 技術スタックの紹介
• 社内⽂化の紹介
アウトプット意欲の発散
• Howto
• 持論
⾃社プロダクトの拡販や
インバウンド営業
• 新機能の紹介
• 事例の紹介
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
コンセプトとポリシーを⾔語化する
24
• コンセプト(概念)
• そのメディアを⼀⾔で表すなら
• 読者に向けたメッセージ
• ○○な読後感が得られるメディア
• ポリシー(⽅針)
• コンセプトの実現、⽬的を達成するための共通理解
• チーム内に向けたメッセージ
メディアコンセプトとポリシーの重要性
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
Yahoo! JAPAN Tech Blogについて(再掲)
25
コンセプト
「社外のクリエイター」と「ヤフーのクリエイター」をつなげるメディア
ポリシー
業務に関連する内容を通じて「技術⼒の⾼さ」「ものづくりを取り巻く⽂化」
「業務内容の魅⼒」のいずれかを伝えることにこだわる。
⾃分もこんな仕事がしたい︕、これ書いた⼈と⼀緒に働きたいな︕という読後感を
得てもらうためにも、当事者による発信を基本とする。
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
コンセプトとポリシーを⾔語化する
26
コンセプトとポリシーを⾔語化することで、メディアが運⽤可能な状態となり、
判断に迷ったときの道標になってくれる。
メディアコンセプトとポリシーの重要性
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
始めたこと、続けたこと、やめたこと
27
• コンセプト、ポリ
シー、⽬的の整理
始めたこと 続けたこと
• コンセプト、ポリ
シー、⽬的に沿わな
い記事の発信
やめたこと
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
今⽇お話したい3つのこと
1. メディアコンセプトとポリシーの重要性
2. ⽬標を持つべきか
3. テックブログを通じて開発者体験を
最⼤化するためには
28
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
⽬標を持つべきか
29
• テックブログもサービス(事業)の⼀つ
• 関係者に対する説明責任を果たすためにも⽬標は持ったほうが良い
⽬標を持つべきか
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
⽬標を持つべきか
30
• テックブログもサービス(事業)の⼀つ
• 関係者に対する説明責任を果たすためにも⽬標は持ったほうが良い
• ⽬標の設定にあたっては以下に注意する
• 時間軸
• プラットフォームとコンテンツを切り分ける
⽬標を持つべきか
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
⽬標を持つべきか
31
• テックブログもサービス(事業)の⼀つ
• 関係者に対する説明責任を果たすためにも⽬標は持ったほうが良い
• ⽬標の設定にあたっては以下に注意する
• 時間軸・・・最終的に⽬指すものと、今⽬指すものは違う場合がある
• プラットフォームとコンテンツを切り分ける
⽬標を持つべきか
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
⽬標を持つべきか
32
• テックブログもサービス(事業)の⼀つ
• 関係者に対する説明責任を果たすためにも⽬標は持ったほうが良い
• ⽬標の設定にあたっては以下に注意する
• 時間軸・・・最終的に⽬指すものと、今⽬指すものは違う場合がある
• プラットフォームとコンテンツを切り分ける
・・・プラットフォーム全体で追う指標とコンテンツ個々で追う指標は
必ずしも⼀緒にならない
例)プラットフォームとしてPVを追うのは良いが、
コンテンツでPVに偏重しすぎると、流⾏り物中⼼になってしまい
⽬的から逸脱してしまう。
⽬標を持つべきか
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
頑張り⽅を間違えないためには
33
• ⽬標が明確になると、頑張り⽅を間違えやすくなるので注意する。
例)PVを追うために釣りタイトルをつける
例)記事数を追うために粗製乱造に⾛る
⽬標を持つべきか
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
頑張り⽅を間違えないためには
34
• ⽬標が明確になると、頑張り⽅を間違えやすくなるので注意する。
例)PVを追うために釣りタイトルをつける
例)記事数を追うために粗製乱造に⾛る
• 前段で整理したコンセプト、ポリシー、⽬的が効く
⽬標を持つべきか
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
頑張り⽅を間違えないためには
35
• ⽬標が明確になると、頑張り⽅を間違えやすくなるので注意する。
例)PVを追うために釣りタイトルをつける
例)記事数を追うために粗製乱造に⾛る
• 前段で整理したコンセプト、ポリシー、⽬的が効く
• ⽬標とは別にセルフチェック項⽬を設けるのもオススメ
例)最近「技術⼒の⾼さ」を伝えられているか︖
例)最近「ものづくりを取り巻く⽂化」を伝えられているか︖
例)最近「業務内容の魅⼒」を伝えられているか︖
⽬標を持つべきか
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
始めたこと、続けたこと、やめたこと
36
• コンセプト、ポリ
シー、⽬的の整理
• ⽬標の設定と計測
始めたこと 続けたこと
• コンセプト、ポリ
シー、⽬的に沿わな
い記事の発信
やめたこと
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
今⽇お話したい3つのこと
1. メディアコンセプトとポリシーの重要性
2. ⽬標を持つべきか
3. テックブログを通じて開発者体験を
最⼤化するためには
37
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
⼆⽅向の開発者体験
38
• Yahoo! JAPAN Tech Blogには読者と著者、⽬的が異なる開発者が関わっている。
それぞれに対して提供できる開発者体験を考える必要がある。
テックブログを通じて開発者体験を最⼤化するためには
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
⼆⽅向の開発者体験
39
• Yahoo! JAPAN Tech Blogには読者と著者、⽬的が異なる開発者が関わっている。
それぞれに対して提供できる開発者体験を考える必要がある。
• 読者に提供できる開発者体験(読後感)
• メディアコンセプト、ポリシーに沿った読後感
• ファクトチェックがとれた嘘や誤解がない情報
テックブログを通じて開発者体験を最⼤化するためには
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
⼆⽅向の開発者体験
40
• 著者に提供できる開発者体験(執筆体験)
• ⼈事考課への反映などシンプルなインセンティブは…結論出せず
• 担当事業に100%コミットして、100の成果を出したデベロッパーと、
90%のコミットで90の成果を出し、テックブログを書いたデベロッパー、
どちらをより⾼く評価するのか︖という底なし沼
• テックブログの執筆を通じて得られる、気づき、成⻑、⾃信、
これらの最⼤化にフォーカス
テックブログを通じて開発者体験を最⼤化するためには
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
⼆⽅向の開発者体験
41
• 効果の最⼤化
• フィードバック
• SNS上の反響などは著者もエゴサ済みなので、ネガティブは編集者の責任、
ポジティブは著者のおかげというスタンスで。
ただネガティブを次どう解消していくは⼀緒に考える
• 社内の反響などは意外とエゴサされてないので、社内Slackで反響を探す
• コストの最⼩化
• 体験向上につながらない⼿間は編集チームが代⾏
テックブログを通じて開発者体験を最⼤化するためには
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
著者を読者に
42
• 良い執筆体験を提供できた著者はリピーターに留まらず読者にもなってくれる。
• どんな体験を提供できるか、どんな負担を低減できるかの⼆軸を考える。
• どんな体験を提供できるか
例)査読プロセスを通じてテックリードとのコミュニケーション
例)セルフブランディング
• どんな負担を低減できるか
例)OGPや作図のフォロー
テックブログを通じて開発者体験を最⼤化するためには
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
始めたこと、続けたこと、やめたこと
43
• コンセプト、ポリ
シー、⽬的の整理
• ⽬標の設定と計測
• 著者へのフィード
バック
• 体験向上につながら
ない⼿間の代⾏
始めたこと
• 開発者体験につながる
機能・運⽤
• 査読プロセス
続けたこと
• コンセプト、ポリ
シー、⽬的に沿わな
い記事の発信
• 開発者体験につなが
らない機能・運⽤
• 匿名制
やめたこと
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
まとめ
44
• メディアコンセプトとポリシーの重要性
• ⽬標を持つべきか
• テックブログを通じて開発者体験を最⼤化するためには
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
まとめ
45
• メディアコンセプトとポリシーの重要性
• 判断に迷ったときの道標になってくれる
• ⽬標を持つべきか
• 頑張り⽅を間違えない⼯夫とセットにする
• テックブログを通じて開発者体験を最⼤化するためには
• 著者をテックブログのファンにする
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
まとめ
46
• メディアコンセプトとポリシーの重要性
• 判断に迷ったときの道標になってくれる
• ⽬標を持つべきか
• 頑張り⽅を間違えない⼯夫とセットにする
• テックブログを通じて開発者体験を最⼤化するためには
• 著者をテックブログのファンにする
テックブログを引き受けた直後は、なにか特殊なものと思い込んでいましたが、
テックブログもサービス(事業)の⼀つと認識を改めると⾏動しやすくなりました
コンセプトやポリシーは、プロダクトでいうビジョンやバリュー
コンテンツをお⾦で調達できない特殊性はあるけど、
グロース⼿法はメディア事業そのもの
著者を読者にという考え⽅もCtoCプラットフォーム成⻑のノウハウが活かせそうです
事業サイドから転⾝された⽅は、ぜひ特殊なものと捉えずに
サービス(事業)として取り組んでいかれると成果につながると思います︕
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.
【PR】アドベントカレンダーやります︕
47
https://techblog.yahoo.co.jp/
©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.

Más contenido relacionado

Similar a 11年モノのテックブログを引き継いでから始めたこと、続けたこと、やめたこと

Gmo media.inc dev ops of own way
Gmo media.inc dev ops of own wayGmo media.inc dev ops of own way
Gmo media.inc dev ops of own way
Dai Utsui
 
コンテンツ戦略の第一歩 -理解・納得・共感を生む体験のデザイン-
コンテンツ戦略の第一歩 -理解・納得・共感を生む体験のデザイン-コンテンツ戦略の第一歩 -理解・納得・共感を生む体験のデザイン-
コンテンツ戦略の第一歩 -理解・納得・共感を生む体験のデザイン-
Concent, Inc.
 
株式会社トライバルメディアハウス会社概要 110518(リンク付き)
株式会社トライバルメディアハウス会社概要 110518(リンク付き)株式会社トライバルメディアハウス会社概要 110518(リンク付き)
株式会社トライバルメディアハウス会社概要 110518(リンク付き)
Nobushige Yagi
 

Similar a 11年モノのテックブログを引き継いでから始めたこと、続けたこと、やめたこと (20)

Intranet20
Intranet20Intranet20
Intranet20
 
宣伝会議インターネットフォーラム2012/トライバルメディアハウス講演資料
宣伝会議インターネットフォーラム2012/トライバルメディアハウス講演資料宣伝会議インターネットフォーラム2012/トライバルメディアハウス講演資料
宣伝会議インターネットフォーラム2012/トライバルメディアハウス講演資料
 
リーンスタートアップ時代の事業計画とサービス開発、資金調達のあり方
リーンスタートアップ時代の事業計画とサービス開発、資金調達のあり方リーンスタートアップ時代の事業計画とサービス開発、資金調達のあり方
リーンスタートアップ時代の事業計画とサービス開発、資金調達のあり方
 
Gmo media.inc dev ops of own way
Gmo media.inc dev ops of own wayGmo media.inc dev ops of own way
Gmo media.inc dev ops of own way
 
Meltingdots Corporate
Meltingdots CorporateMeltingdots Corporate
Meltingdots Corporate
 
アフターコロナ、ウィズコロナに備えるための 経営を "リデザイン" するオンラインセミナー vol.04
アフターコロナ、ウィズコロナに備えるための 経営を "リデザイン" するオンラインセミナー vol.04アフターコロナ、ウィズコロナに備えるための 経営を "リデザイン" するオンラインセミナー vol.04
アフターコロナ、ウィズコロナに備えるための 経営を "リデザイン" するオンラインセミナー vol.04
 
Webサイトの分析と改善の方法(前編) | ナイル株式会社
Webサイトの分析と改善の方法(前編) | ナイル株式会社Webサイトの分析と改善の方法(前編) | ナイル株式会社
Webサイトの分析と改善の方法(前編) | ナイル株式会社
 
20120711 新卒採用総括セミナー
20120711 新卒採用総括セミナー20120711 新卒採用総括セミナー
20120711 新卒採用総括セミナー
 
20120711 facebook採用総括セミナー
20120711 facebook採用総括セミナー20120711 facebook採用総括セミナー
20120711 facebook採用総括セミナー
 
コミュニケーション設計をおざなりにしない!(コンセント 笹原 舞)
コミュニケーション設計をおざなりにしない!(コンセント 笹原 舞)コミュニケーション設計をおざなりにしない!(コンセント 笹原 舞)
コミュニケーション設計をおざなりにしない!(コンセント 笹原 舞)
 
【UUUM】2023採用ピッチ資料_11期.pptx
【UUUM】2023採用ピッチ資料_11期.pptx【UUUM】2023採用ピッチ資料_11期.pptx
【UUUM】2023採用ピッチ資料_11期.pptx
 
【UUUM株式会社】11期会社紹介資料
【UUUM株式会社】11期会社紹介資料【UUUM株式会社】11期会社紹介資料
【UUUM株式会社】11期会社紹介資料
 
Moribus Navi_221031.pdf
Moribus Navi_221031.pdfMoribus Navi_221031.pdf
Moribus Navi_221031.pdf
 
[XP祭り2021]アナログ事業会社のデジタル推進戦略
[XP祭り2021]アナログ事業会社のデジタル推進戦略[XP祭り2021]アナログ事業会社のデジタル推進戦略
[XP祭り2021]アナログ事業会社のデジタル推進戦略
 
Digital Jungle Credentials (日本)
Digital Jungle Credentials (日本)Digital Jungle Credentials (日本)
Digital Jungle Credentials (日本)
 
ソーシャルメディア炎上リスクにどう対応すべきか?
ソーシャルメディア炎上リスクにどう対応すべきか?ソーシャルメディア炎上リスクにどう対応すべきか?
ソーシャルメディア炎上リスクにどう対応すべきか?
 
戦略広報における オウンドメディアコミュニケーションとは
戦略広報における オウンドメディアコミュニケーションとは戦略広報における オウンドメディアコミュニケーションとは
戦略広報における オウンドメディアコミュニケーションとは
 
コンテンツ戦略の第一歩 -理解・納得・共感を生む体験のデザイン-
コンテンツ戦略の第一歩 -理解・納得・共感を生む体験のデザイン-コンテンツ戦略の第一歩 -理解・納得・共感を生む体験のデザイン-
コンテンツ戦略の第一歩 -理解・納得・共感を生む体験のデザイン-
 
Zarcコンサルメンバー
ZarcコンサルメンバーZarcコンサルメンバー
Zarcコンサルメンバー
 
株式会社トライバルメディアハウス会社概要 110518(リンク付き)
株式会社トライバルメディアハウス会社概要 110518(リンク付き)株式会社トライバルメディアハウス会社概要 110518(リンク付き)
株式会社トライバルメディアハウス会社概要 110518(リンク付き)
 

Más de Manabu Yamamoto (6)

Test
TestTest
Test
 
エンジニア集団によるゼロからの新規事業開発 (DevLOVE現場甲子園2014 日本シリーズ)
エンジニア集団によるゼロからの新規事業開発 (DevLOVE現場甲子園2014 日本シリーズ)エンジニア集団によるゼロからの新規事業開発 (DevLOVE現場甲子園2014 日本シリーズ)
エンジニア集団によるゼロからの新規事業開発 (DevLOVE現場甲子園2014 日本シリーズ)
 
関西で働くという生き方
関西で働くという生き方関西で働くという生き方
関西で働くという生き方
 
エンジニア集団によるゼロからの新規事業開発
エンジニア集団によるゼロからの新規事業開発エンジニア集団によるゼロからの新規事業開発
エンジニア集団によるゼロからの新規事業開発
 
エンジニアとの上手な付き合い方
エンジニアとの上手な付き合い方エンジニアとの上手な付き合い方
エンジニアとの上手な付き合い方
 
Java屋な僕がFuelPHPを使ってみた
Java屋な僕がFuelPHPを使ってみたJava屋な僕がFuelPHPを使ってみた
Java屋な僕がFuelPHPを使ってみた
 

Último

Último (10)

新人研修 後半 2024/04/26の勉強会で発表されたものです。
新人研修 後半        2024/04/26の勉強会で発表されたものです。新人研修 後半        2024/04/26の勉強会で発表されたものです。
新人研修 後半 2024/04/26の勉強会で発表されたものです。
 
LoRaWANスマート距離検出センサー DS20L カタログ LiDARデバイス
LoRaWANスマート距離検出センサー  DS20L  カタログ  LiDARデバイスLoRaWANスマート距離検出センサー  DS20L  カタログ  LiDARデバイス
LoRaWANスマート距離検出センサー DS20L カタログ LiDARデバイス
 
Utilizing Ballerina for Cloud Native Integrations
Utilizing Ballerina for Cloud Native IntegrationsUtilizing Ballerina for Cloud Native Integrations
Utilizing Ballerina for Cloud Native Integrations
 
論文紹介: The Surprising Effectiveness of PPO in Cooperative Multi-Agent Games
論文紹介: The Surprising Effectiveness of PPO in Cooperative Multi-Agent Games論文紹介: The Surprising Effectiveness of PPO in Cooperative Multi-Agent Games
論文紹介: The Surprising Effectiveness of PPO in Cooperative Multi-Agent Games
 
LoRaWAN スマート距離検出デバイスDS20L日本語マニュアル
LoRaWAN スマート距離検出デバイスDS20L日本語マニュアルLoRaWAN スマート距離検出デバイスDS20L日本語マニュアル
LoRaWAN スマート距離検出デバイスDS20L日本語マニュアル
 
論文紹介:Video-GroundingDINO: Towards Open-Vocabulary Spatio-Temporal Video Groun...
論文紹介:Video-GroundingDINO: Towards Open-Vocabulary Spatio-Temporal Video Groun...論文紹介:Video-GroundingDINO: Towards Open-Vocabulary Spatio-Temporal Video Groun...
論文紹介:Video-GroundingDINO: Towards Open-Vocabulary Spatio-Temporal Video Groun...
 
知識ゼロの営業マンでもできた!超速で初心者を脱する、悪魔的学習ステップ3選.pptx
知識ゼロの営業マンでもできた!超速で初心者を脱する、悪魔的学習ステップ3選.pptx知識ゼロの営業マンでもできた!超速で初心者を脱する、悪魔的学習ステップ3選.pptx
知識ゼロの営業マンでもできた!超速で初心者を脱する、悪魔的学習ステップ3選.pptx
 
Amazon SES を勉強してみる その22024/04/26の勉強会で発表されたものです。
Amazon SES を勉強してみる その22024/04/26の勉強会で発表されたものです。Amazon SES を勉強してみる その22024/04/26の勉強会で発表されたものです。
Amazon SES を勉強してみる その22024/04/26の勉強会で発表されたものです。
 
Amazon SES を勉強してみる その32024/04/26の勉強会で発表されたものです。
Amazon SES を勉強してみる その32024/04/26の勉強会で発表されたものです。Amazon SES を勉強してみる その32024/04/26の勉強会で発表されたものです。
Amazon SES を勉強してみる その32024/04/26の勉強会で発表されたものです。
 
論文紹介:Selective Structured State-Spaces for Long-Form Video Understanding
論文紹介:Selective Structured State-Spaces for Long-Form Video Understanding論文紹介:Selective Structured State-Spaces for Long-Form Video Understanding
論文紹介:Selective Structured State-Spaces for Long-Form Video Understanding
 

11年モノのテックブログを引き継いでから始めたこと、続けたこと、やめたこと

  • 1. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. 11年モノのテックブログを 引き継いでから 始めたこと、続けたこと、やめたこと ヤフー株式会社 Developer Relations ⼭本 学
  • 2. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. このセッションについて 持続可能なテックブログを⽬指して、 ⾃分が1年半の間、取り組んできたことを紹介します 特にこれら3点についてお話します 「メディアコンセプトとポリシーの重要性」「⽬標を持つべきか」 「テックブログを通じて開発者体験を最⼤化するためには」 現在運⽤されている⽅、これから始めるの⽅へのヒントになれば幸いです
  • 3. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. 3 ヤフー株式会社 ⼭本 学 @yamamoto_manabu 2012年にヤフーに⼊社。 新規事業のスクラッチ開発を複数経験し、 それらがデベロッパー向けサービスだったこ とから、DevRel的な活動をスタート。 その後2018年にDevRelを専⾨で⾏う部署に 異動し、2019年から現職に⾄ります。 ⾃⼰紹介
  • 4. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. オウンドメディアチーム 4 デベロッパー向けメディア、SNSの運⽤を⾏っています。 Yahoo!デベロッパーネットワーク Yahoo! JAPAN Tech Blog 各種SNS @ydnjp
  • 5. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. Yahoo! JAPAN Tech Blogについて 5 2008年12⽉ ⽴ち上げ 2018年4⽉ DevRel組織⽴ち上げに合わせてDevRelに移管 2018年10⽉ 本格的にリスタート 2019年4⽉ 編集⻑交代 0 50 100 150 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 記事数 下半期 上半期
  • 6. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. Yahoo! JAPAN Tech Blogについて 6 2008年12⽉ ⽴ち上げ 2018年4⽉ DevRel組織⽴ち上げに合わせてDevRelに移管 2018年10⽉ 本格的にリスタート 2019年4⽉ 編集⻑交代 0 50 100 150 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 記事数 下半期 上半期
  • 7. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. Yahoo! JAPAN Tech Blogについて 7 コンセプト 「社外のクリエイター」と「ヤフーのクリエイター」をつなげるメディア ポリシー 業務に関連する内容を通じて「技術⼒の⾼さ」「ものづくりを取り巻く⽂化」 「業務内容の魅⼒」のいずれかを伝えることにこだわる。 ⾃分もこんな仕事がしたい︕、これ書いた⼈と⼀緒に働きたいな︕という読後感を 得てもらうためにも、当事者による発信を基本とする。 デベロッパー&デザイナー
  • 8. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. Yahoo! JAPAN Tech Blogについて 8 コンセプト 「社外のクリエイター」と「ヤフーのクリエイター」をつなげるメディア ポリシー 業務に関連する内容を通じて「技術⼒の⾼さ」「ものづくりを取り巻く⽂化」 「業務内容の魅⼒」のいずれかを伝えることにこだわる。 ⾃分もこんな仕事がしたい︕、これ書いた⼈と⼀緒に働きたいな︕という読後感を 得てもらうためにも、当事者による発信を基本とする。 企業主体のテックブログにはいくつか種類・分け⽅があると思います。 以降のスライドでも近い話は出てくるのですが、 本セッションの対象となるテックブログは「企業の技術ブランディング」を 主⽬的としています。
  • 9. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. 今⽇お話したい3つのこと 1. メディアコンセプトとポリシーの重要性 2. ⽬標を持つべきか 3. テックブログを通じて開発者体験を 最⼤化するためには 9
  • 10. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. 引き継ぎ直後のスタートライン 10 メディアコンセプトとポリシーの重要性
  • 11. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. 引き継ぎ直後のスタートライン 11 メディアコンセプトとポリシーの重要性 • だいぶ下降傾向だなあ
  • 12. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. Yahoo! JAPAN Tech Blogについて 12 2008年12⽉ ⽴ち上げ 2018年4⽉ DevRel組織⽴ち上げに合わせてDevRelに移管 2018年10⽉ 本格的にリスタート 2019年4⽉ 編集⻑交代 0 50 100 150 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 記事数 下半期 上半期
  • 13. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. 引き継ぎ直後のスタートライン 13 メディアコンセプトとポリシーの重要性 • しっかりと声掛けをしていけば 発信数は⼗分強化できそう • だいぶ下降傾向だなあ
  • 14. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. 引き継ぎ直後のスタートライン 14 メディアコンセプトとポリシーの重要性 • しっかりと声掛けをしていけば 発信数は⼗分強化できそう • だいぶ下降傾向だなあ • どこに声掛けすれば良いか分から ない(なにを発信したらよいのか 分からない)
  • 15. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. 引き継ぎ直後のスタートライン 15 メディアコンセプトとポリシーの重要性 • しっかりと声掛けをしていけば 発信数は⼗分強化できそう • だいぶ下降傾向だなあ • どこに声掛けすれば良いか分から ない(なにを発信したらよいのか 分からない)
  • 16. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. コンセプトとポリシーの整理⽅法 16 • ⽬的を再確認する • コンセプトとポリシーを⾔語化する メディアコンセプトとポリシーの重要性
  • 17. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. コンセプトとポリシーの整理⽅法 17 • ⽬的を再確認する • コンセプトとポリシーを⾔語化する これらは順序よく進めるのではなく、⾏ったり来たりしつつ、 ⾔語化を進めていく。 メディアコンセプトとポリシーの重要性
  • 18. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. ⽬的を再確認 メディアコンセプトとポリシーの重要性 • ⽴ち上げ当初の⽬的を思い出す • 現在時点において何を⽬的とするか⾔語化する
  • 19. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. ⽬的を再確認 メディアコンセプトとポリシーの重要性 • ⽴ち上げ当初の⽬的を思い出す • 現在時点において何を⽬的とするか⾔語化する → 内部環境だけでなく、外部環境も常に変化している • 可能であれば、過去の担当者たちにヒアリング • 掲載した記事をすべて読む • 社外のテックブログを読む
  • 20. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. ⽬的を再確認 メディアコンセプトとポリシーの重要性 • ⽴ち上げ当初の⽬的を思い出す • 現在時点において何を⽬的とするか⾔語化する → 内部環境だけでなく、外部環境も常に変化している • 可能であれば、過去の担当者たちにヒアリング • 掲載した記事をすべて読む • 社外のテックブログを読む ⽴ち上げ当初の⽬的はなんだったのか、その⽬的の達成状況はどうだったのか、 今の企業⽅針とマッチしているのか
  • 21. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. ⽬的を再確認 21 メディアコンセプトとポリシーの重要性 採⽤ 拡販情熱 エントリー促進やミスマッチ防⽌ • 技術スタックの紹介 • 社内⽂化の紹介 アウトプット意欲の発散 • Howto • 持論 ⾃社プロダクトの拡販や インバウンド営業 • 新機能の紹介 • 事例の紹介
  • 22. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. ⽬的を再確認 22 メディアコンセプトとポリシーの重要性 採⽤ 拡販情熱 エントリー促進やミスマッチ防⽌ • 技術スタックの紹介 • 社内⽂化の紹介 アウトプット意欲の発散 • Howto • 持論 ⾃社プロダクトの拡販や インバウンド営業 • 新機能の紹介 • 事例の紹介
  • 23. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. ⽬的を再確認 23 メディアコンセプトとポリシーの重要性 採⽤ 拡販情熱 エントリー促進やミスマッチ防⽌ • 技術スタックの紹介 • 社内⽂化の紹介 アウトプット意欲の発散 • Howto • 持論 ⾃社プロダクトの拡販や インバウンド営業 • 新機能の紹介 • 事例の紹介
  • 24. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. コンセプトとポリシーを⾔語化する 24 • コンセプト(概念) • そのメディアを⼀⾔で表すなら • 読者に向けたメッセージ • ○○な読後感が得られるメディア • ポリシー(⽅針) • コンセプトの実現、⽬的を達成するための共通理解 • チーム内に向けたメッセージ メディアコンセプトとポリシーの重要性
  • 25. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. Yahoo! JAPAN Tech Blogについて(再掲) 25 コンセプト 「社外のクリエイター」と「ヤフーのクリエイター」をつなげるメディア ポリシー 業務に関連する内容を通じて「技術⼒の⾼さ」「ものづくりを取り巻く⽂化」 「業務内容の魅⼒」のいずれかを伝えることにこだわる。 ⾃分もこんな仕事がしたい︕、これ書いた⼈と⼀緒に働きたいな︕という読後感を 得てもらうためにも、当事者による発信を基本とする。
  • 26. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. コンセプトとポリシーを⾔語化する 26 コンセプトとポリシーを⾔語化することで、メディアが運⽤可能な状態となり、 判断に迷ったときの道標になってくれる。 メディアコンセプトとポリシーの重要性
  • 27. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. 始めたこと、続けたこと、やめたこと 27 • コンセプト、ポリ シー、⽬的の整理 始めたこと 続けたこと • コンセプト、ポリ シー、⽬的に沿わな い記事の発信 やめたこと
  • 28. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. 今⽇お話したい3つのこと 1. メディアコンセプトとポリシーの重要性 2. ⽬標を持つべきか 3. テックブログを通じて開発者体験を 最⼤化するためには 28
  • 29. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. ⽬標を持つべきか 29 • テックブログもサービス(事業)の⼀つ • 関係者に対する説明責任を果たすためにも⽬標は持ったほうが良い ⽬標を持つべきか
  • 30. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. ⽬標を持つべきか 30 • テックブログもサービス(事業)の⼀つ • 関係者に対する説明責任を果たすためにも⽬標は持ったほうが良い • ⽬標の設定にあたっては以下に注意する • 時間軸 • プラットフォームとコンテンツを切り分ける ⽬標を持つべきか
  • 31. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. ⽬標を持つべきか 31 • テックブログもサービス(事業)の⼀つ • 関係者に対する説明責任を果たすためにも⽬標は持ったほうが良い • ⽬標の設定にあたっては以下に注意する • 時間軸・・・最終的に⽬指すものと、今⽬指すものは違う場合がある • プラットフォームとコンテンツを切り分ける ⽬標を持つべきか
  • 32. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. ⽬標を持つべきか 32 • テックブログもサービス(事業)の⼀つ • 関係者に対する説明責任を果たすためにも⽬標は持ったほうが良い • ⽬標の設定にあたっては以下に注意する • 時間軸・・・最終的に⽬指すものと、今⽬指すものは違う場合がある • プラットフォームとコンテンツを切り分ける ・・・プラットフォーム全体で追う指標とコンテンツ個々で追う指標は 必ずしも⼀緒にならない 例)プラットフォームとしてPVを追うのは良いが、 コンテンツでPVに偏重しすぎると、流⾏り物中⼼になってしまい ⽬的から逸脱してしまう。 ⽬標を持つべきか
  • 33. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. 頑張り⽅を間違えないためには 33 • ⽬標が明確になると、頑張り⽅を間違えやすくなるので注意する。 例)PVを追うために釣りタイトルをつける 例)記事数を追うために粗製乱造に⾛る ⽬標を持つべきか
  • 34. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. 頑張り⽅を間違えないためには 34 • ⽬標が明確になると、頑張り⽅を間違えやすくなるので注意する。 例)PVを追うために釣りタイトルをつける 例)記事数を追うために粗製乱造に⾛る • 前段で整理したコンセプト、ポリシー、⽬的が効く ⽬標を持つべきか
  • 35. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. 頑張り⽅を間違えないためには 35 • ⽬標が明確になると、頑張り⽅を間違えやすくなるので注意する。 例)PVを追うために釣りタイトルをつける 例)記事数を追うために粗製乱造に⾛る • 前段で整理したコンセプト、ポリシー、⽬的が効く • ⽬標とは別にセルフチェック項⽬を設けるのもオススメ 例)最近「技術⼒の⾼さ」を伝えられているか︖ 例)最近「ものづくりを取り巻く⽂化」を伝えられているか︖ 例)最近「業務内容の魅⼒」を伝えられているか︖ ⽬標を持つべきか
  • 36. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. 始めたこと、続けたこと、やめたこと 36 • コンセプト、ポリ シー、⽬的の整理 • ⽬標の設定と計測 始めたこと 続けたこと • コンセプト、ポリ シー、⽬的に沿わな い記事の発信 やめたこと
  • 37. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. 今⽇お話したい3つのこと 1. メディアコンセプトとポリシーの重要性 2. ⽬標を持つべきか 3. テックブログを通じて開発者体験を 最⼤化するためには 37
  • 38. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. ⼆⽅向の開発者体験 38 • Yahoo! JAPAN Tech Blogには読者と著者、⽬的が異なる開発者が関わっている。 それぞれに対して提供できる開発者体験を考える必要がある。 テックブログを通じて開発者体験を最⼤化するためには
  • 39. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. ⼆⽅向の開発者体験 39 • Yahoo! JAPAN Tech Blogには読者と著者、⽬的が異なる開発者が関わっている。 それぞれに対して提供できる開発者体験を考える必要がある。 • 読者に提供できる開発者体験(読後感) • メディアコンセプト、ポリシーに沿った読後感 • ファクトチェックがとれた嘘や誤解がない情報 テックブログを通じて開発者体験を最⼤化するためには
  • 40. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. ⼆⽅向の開発者体験 40 • 著者に提供できる開発者体験(執筆体験) • ⼈事考課への反映などシンプルなインセンティブは…結論出せず • 担当事業に100%コミットして、100の成果を出したデベロッパーと、 90%のコミットで90の成果を出し、テックブログを書いたデベロッパー、 どちらをより⾼く評価するのか︖という底なし沼 • テックブログの執筆を通じて得られる、気づき、成⻑、⾃信、 これらの最⼤化にフォーカス テックブログを通じて開発者体験を最⼤化するためには
  • 41. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. ⼆⽅向の開発者体験 41 • 効果の最⼤化 • フィードバック • SNS上の反響などは著者もエゴサ済みなので、ネガティブは編集者の責任、 ポジティブは著者のおかげというスタンスで。 ただネガティブを次どう解消していくは⼀緒に考える • 社内の反響などは意外とエゴサされてないので、社内Slackで反響を探す • コストの最⼩化 • 体験向上につながらない⼿間は編集チームが代⾏ テックブログを通じて開発者体験を最⼤化するためには
  • 42. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. 著者を読者に 42 • 良い執筆体験を提供できた著者はリピーターに留まらず読者にもなってくれる。 • どんな体験を提供できるか、どんな負担を低減できるかの⼆軸を考える。 • どんな体験を提供できるか 例)査読プロセスを通じてテックリードとのコミュニケーション 例)セルフブランディング • どんな負担を低減できるか 例)OGPや作図のフォロー テックブログを通じて開発者体験を最⼤化するためには
  • 43. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. 始めたこと、続けたこと、やめたこと 43 • コンセプト、ポリ シー、⽬的の整理 • ⽬標の設定と計測 • 著者へのフィード バック • 体験向上につながら ない⼿間の代⾏ 始めたこと • 開発者体験につながる 機能・運⽤ • 査読プロセス 続けたこと • コンセプト、ポリ シー、⽬的に沿わな い記事の発信 • 開発者体験につなが らない機能・運⽤ • 匿名制 やめたこと
  • 44. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. まとめ 44 • メディアコンセプトとポリシーの重要性 • ⽬標を持つべきか • テックブログを通じて開発者体験を最⼤化するためには
  • 45. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. まとめ 45 • メディアコンセプトとポリシーの重要性 • 判断に迷ったときの道標になってくれる • ⽬標を持つべきか • 頑張り⽅を間違えない⼯夫とセットにする • テックブログを通じて開発者体験を最⼤化するためには • 著者をテックブログのファンにする
  • 46. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. まとめ 46 • メディアコンセプトとポリシーの重要性 • 判断に迷ったときの道標になってくれる • ⽬標を持つべきか • 頑張り⽅を間違えない⼯夫とセットにする • テックブログを通じて開発者体験を最⼤化するためには • 著者をテックブログのファンにする テックブログを引き受けた直後は、なにか特殊なものと思い込んでいましたが、 テックブログもサービス(事業)の⼀つと認識を改めると⾏動しやすくなりました コンセプトやポリシーは、プロダクトでいうビジョンやバリュー コンテンツをお⾦で調達できない特殊性はあるけど、 グロース⼿法はメディア事業そのもの 著者を読者にという考え⽅もCtoCプラットフォーム成⻑のノウハウが活かせそうです 事業サイドから転⾝された⽅は、ぜひ特殊なものと捉えずに サービス(事業)として取り組んでいかれると成果につながると思います︕
  • 47. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved. 【PR】アドベントカレンダーやります︕ 47 https://techblog.yahoo.co.jp/
  • 48. ©2020 Yahoo Japan Corporation All rights reserved.