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第 7 回 神戸情報セキュリティ勉強会
       (セキュメロ) まとめ


2009年01月10日
スケジュール


1. 自己紹介
      「今年のセキュリティの抱負」は?
      今回のテーマ「Web アプリケーションの脆弱性」への興味。
2. Web AP 脆弱性の実践
      簡単なレッスン (キーワード紹介)
      ステージ 1 : Web 掲示板の改ざん
      ステージ 2 : 設定されていないユーザでログイン
3. グループディスカッション
  1.   発注・管理の側から、どのように行動すればよいか?
  2.   開発者としてどうすればよいか?
  3.   その他、主にユーザサイドとして気にかけるところは?
  4.   運用・保守サイドで、どう行動すべきか?
自己紹介#1


 初参加 7 名です。ありがとうございます!!
 今年のセキュリティ抱負
  「セキュリティ」もマンネリ化だねぇ。
    デモも反応薄いし、ドラマ (ブラックマンデーw) と違うし。
    今年は「セキュリティとエンターテイメント」をテーマに!!
    「セキュリティいろはカルタ スクリーンセイバー」を!
  セキュリティの普及
      分からない人に旨く説明できるようになりたい。
      子どもが生まれたよ!危険にさらしたくないね。
      「閉じたネットワークのセキュリティ弱点」を指摘したい。
      地方からの情報発信を!! 自分も「情報発信する側」に回りたい。
      「Firewall 監視端末の私的利用」という事件から、「“なぜ” ポリシー
       を守らなければならないのか」について考える。
         制約だけじゃなく、メリットも提供しないと。
自己紹介#2


 今年のセキュリティ抱負
  レベルアップ
      詳しいところを知りたい。体験 (攻撃) してみたい!
      P マーク取得を生暖かい目で見つつ、本質を見極めたい。資格も。
      セキュリティの勉強を続けたい。
      開発ルールを作ってるけど、自分は AP 開発してない。
      知識の無い状態で運用する不安。
      Web AP は一通りやったので、低層 (NW) レイヤに。
      秋のアナリスト試験を合格するために、業務経験を積みたい。
      福岡から来ました。西日本は制覇したので、さらにいろんな勉強会に。
  その他
    スパムメールを撲滅したい!!
    インシデントを起こさないよう。
    Office 系 AP もセキュリティは?
自己紹介#3


 Web アプリケーションセキュリティへの興味
    知らない : 9%
    体験なし : 82% (キーワード程度は知ってる)
    防御できる : 3%
    デモできる : 6%

  期待するところ #1
        勉強会スタッフでも手を動かしたこと無い。ぜんぜんわかってないし。
        楽に、Secure AP を作りたい。
        擬似環境を作って職場で体験させてみたい。-> これは OK。
        診断受けたら、ボロボロと。。。
        AP 作ってるけど、祈りながら生活する日々。。攻撃の検知もしたい。
        自作 AP に「外部にさらしたとき、安全なの?」という不安が。。。
自己紹介 #4


 Web アプリケーションセキュリティへの興味
  期待するところ #2
      PHP 開発して、「XSS ある」と言われたけど、実際どうすれば?
      職場でシステム管理。体験型の教育の手本としたい。
      Web トレードへの侵入をどうやって検知するの?
      某国の会員サイトで委託業者の AP の診断してもらったが、やはり不
       安がある。
      防御の知識を身につけたい。
      「安全なウェブサイトの作り方 (IPA)」は見た。
      「攻撃する人」を見ることが無い。初体験!!
      AP 開発の一部をしたものの。。。


 その他
  指紋認証が破られた(テープ)地方空港のセキュリティが甘い理由?
  "WordPress (PHP&MySQL のブログツール)" を普及させたい!
Web AP 脆弱性の実践 : 簡単なレッスン


 本日は 110 番の日ですw 絶対悪用禁止!!

 簡単な用語説明
  だいたい、以下のキーワードは皆さんご存知でした。
  SQL インジェクチョン
     注入(injection) が語源。SQL に限ったキーワードではない。
  XSS (Cross Site Scripting)
     動作原理 : 入力データがエスケープされないまま HTML 中に出力され、
      タグ文字などが HTML と解釈されスクリプトとして起動される。
  OS コマンドインジェクション
     OS のコマンドが注入される 。
 やられサーバ
  LAMP Appliance Linux をベースに。
  Apache + Perl + MySQL の掲示板サイト
Web AP 脆弱性の実践 : ステージ 1

 Web 掲示板の改ざんに挑戦
   http://hostname.domain/~user/board/board.cgi
   ユーザとパスワードを提示
   やられ環境は Packet Black Hole で監視w
 OS コマンドインジェクション
   開始 20 分でヒントを出す。
      メールアドレス欄
      入力値「’| echo」
   初の改ざんはヒント提示後 5 分で。



   1 番の人より、解説。
      「Linux 環境」「OS コマンド」が鍵
      「user@domain;echo abc > index.html」
   sendmail コマンドの入力値チェックが甘い。
   OSインジェクションが可能 -> cgi のソースが見えてしまう。
Web AP 脆弱性の実践 : ステージ 2


 環境準備してる最中にも、ステージ 1 の攻撃が続々w
 ステージ 1 で使ったものと違う、ID とパスワードでログ
  インしてみよう!
   ステージ 1 でゲットした、board.cgi にヒントが。
   開始 10 分でヒント提示。
       パスワード欄に SQL インジェクション。
       「’ (シングルコーテーション)」がポイント。
       「abc ‘ or 1=‘1」。
       リアルタイムで、SQL が表示されるw


 実際に手を動かして体験するイベントもあります
   Capture The Flag (CTF) 東京で勉強会やってます!!
   次回セキュメロもこれでいきましょう?
グループディスカッション発表 #1
発注・管理

 「受入検査されてない」「管理できてない」のが一番問題
 発注側の問題
  「見た目重視」で、その他は後回し、という意識。
  スキル面で、具体的な技術は抑えていない。
  管理面で、納期の厳しさがセキュリティに気を配る余裕を奪う。
 受注側の問題
  意識やスキルがピンからキリまでいろいろ。
 社会環境的には?
 運用方針
  「リニューアル」などのイベントを契機として、検査をやるとか。
  「チェックポイント」を如何に設けるか。
 その他
  「サービス寿命」の視点で考える。「建築になぞらえる」
  「良い Web AP 検査ツール」があれば売れる!!
グループディスカッション発表 #1
発注・管理

 発表で使われたマインドマップ
グループディスカッション発表 #2
開発

 コーディングルールで決まる!
  規約のセキュリティレベルはどう決める?
  専門の部署で判断。メジャーなアイテムは反映する方針で。
 検査について
  相互チェックができれば良いよね。一人だと余裕が無い
  検査ツールを使い、大まかラインを満たせるようにすればよい?
 実装
  特殊文字をはじく、専用のタグを使う。
  正規化に使うモジュールでは、必要 (要件) に応じて穴を開ける。
 まとめ?
  フレームワーク採用で、ルールに沿えば、(だいたい) 問題はおき
   ないのでは?
  アプリケーションのパッチ間隔が短いけど、がんばって適用する!
グループディスカッション発表 #2
開発

 QA
   Q1. 開発時に見えない問題点はどうフォローする?
   A1. 保守メニューに、アプリケーション改版だけでなく、インフラ
    面でのフォローも加える!

   Q2. パッチ適用に伴うコストはどう考える?
   A2. 影響範囲とコスト見合いで、適用可否を決める?
グループディスカッション発表 #3
その他

 テーマ自体が定まっていない。
 メンバーは IT 系、中学生(しかも発表者!)、農業の方!
  発表内容は大変しっかりとしたものでした。
 ユーザとして信頼できるサイトの決め方
    技術レベル、組織の信頼性?
    学校で教えてくれない。具体例をだしてみたら?
    J-SOX は企業しか対応してない。
    人 (スキルレベル) 依存のセキュリティ。
 普通 (小規模) の環境では。。。
  セキュリティに興味や関心がある。
  でも、実態がついてこない。
 「普通の人」の意識を上げるには?
グループディスカッション発表 #4
運用

 メンバの困ったこと
  ユーザ (知らない人) に安全に使ってもらう必要がある。
  運用と開発が分かれるチーム構成に問題。
  中国からきたメンバーは、情報をすべて持ち帰りたがる。
 攻撃を知る
  「攻撃されたか」判断するには、既存の攻撃を知るしかない。
  ログベースでは、事象を後から追うことしかできない。
 防ぐには
  攻撃が無いから被害 (見える効果) がない。
    卵が先か、鶏が先か。
  費用対効果が説明できない。
 パッチ (更新プログラム) を当てる (適用する) 頻度
  「出たら当てる」「当ててから考える」の方針とすべきでは?
  パッチの要否をどう判断するの?
グループディスカッション発表 #4
運用

 システムのバージョンアップ
  運用している以上、上げる必要はあるが。
  離れたバージョンのアップグレードに悩む
    例えば、Windows 2000 Server から Windows Server 2008
 情報の収集
  情報の樹海から、どう信頼に足るものを選び出すのか。
  「セキュリティホール memo」が著名だけど、盲信するものでは
   ない。
 製品の更新情報は?
  Windows は情報提供されているが、OSS の場合は?
  有償サポートを提供する企業はあるけど、小規模のところでは契約
   し辛い。
 結局、サイバーノーガード戦法?
グループディスカッション発表 #4
運用

 まとめ
   言語の壁は辛い。英語や中国語。
   情報収集を行おう、情報を共有しよう。
   仮想環境を有効に (テストに) 使おう!!
        VMware ESXi Server や Hyper-V など、無償で提供されているし。
 QA
   Windows Update, Linux の yum にある自動アップデートは?
   実際にサーバ環境を自動アップデートにしているところがあるが、
    これまで問題が起きたことがない!!!
最後に


 会場をご用意いただいた、ひょうご情報教育機構(CMU 日
  本校) の皆さん、いつも感謝しています。
 スピーカのまっちゃだいふくさん、本当にありがとうござ
  います。
 そして、参加された皆さんありがとうございます!!

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Kobe sec#7 summary

  • 1. 第 7 回 神戸情報セキュリティ勉強会 (セキュメロ) まとめ 2009年01月10日
  • 2. スケジュール 1. 自己紹介  「今年のセキュリティの抱負」は?  今回のテーマ「Web アプリケーションの脆弱性」への興味。 2. Web AP 脆弱性の実践  簡単なレッスン (キーワード紹介)  ステージ 1 : Web 掲示板の改ざん  ステージ 2 : 設定されていないユーザでログイン 3. グループディスカッション 1. 発注・管理の側から、どのように行動すればよいか? 2. 開発者としてどうすればよいか? 3. その他、主にユーザサイドとして気にかけるところは? 4. 運用・保守サイドで、どう行動すべきか?
  • 3. 自己紹介#1  初参加 7 名です。ありがとうございます!!  今年のセキュリティ抱負  「セキュリティ」もマンネリ化だねぇ。  デモも反応薄いし、ドラマ (ブラックマンデーw) と違うし。  今年は「セキュリティとエンターテイメント」をテーマに!!  「セキュリティいろはカルタ スクリーンセイバー」を!  セキュリティの普及  分からない人に旨く説明できるようになりたい。  子どもが生まれたよ!危険にさらしたくないね。  「閉じたネットワークのセキュリティ弱点」を指摘したい。  地方からの情報発信を!! 自分も「情報発信する側」に回りたい。  「Firewall 監視端末の私的利用」という事件から、「“なぜ” ポリシー を守らなければならないのか」について考える。  制約だけじゃなく、メリットも提供しないと。
  • 4. 自己紹介#2  今年のセキュリティ抱負  レベルアップ  詳しいところを知りたい。体験 (攻撃) してみたい!  P マーク取得を生暖かい目で見つつ、本質を見極めたい。資格も。  セキュリティの勉強を続けたい。  開発ルールを作ってるけど、自分は AP 開発してない。  知識の無い状態で運用する不安。  Web AP は一通りやったので、低層 (NW) レイヤに。  秋のアナリスト試験を合格するために、業務経験を積みたい。  福岡から来ました。西日本は制覇したので、さらにいろんな勉強会に。  その他  スパムメールを撲滅したい!!  インシデントを起こさないよう。  Office 系 AP もセキュリティは?
  • 5. 自己紹介#3  Web アプリケーションセキュリティへの興味  知らない : 9%  体験なし : 82% (キーワード程度は知ってる)  防御できる : 3%  デモできる : 6%  期待するところ #1  勉強会スタッフでも手を動かしたこと無い。ぜんぜんわかってないし。  楽に、Secure AP を作りたい。  擬似環境を作って職場で体験させてみたい。-> これは OK。  診断受けたら、ボロボロと。。。  AP 作ってるけど、祈りながら生活する日々。。攻撃の検知もしたい。  自作 AP に「外部にさらしたとき、安全なの?」という不安が。。。
  • 6. 自己紹介 #4  Web アプリケーションセキュリティへの興味  期待するところ #2  PHP 開発して、「XSS ある」と言われたけど、実際どうすれば?  職場でシステム管理。体験型の教育の手本としたい。  Web トレードへの侵入をどうやって検知するの?  某国の会員サイトで委託業者の AP の診断してもらったが、やはり不 安がある。  防御の知識を身につけたい。  「安全なウェブサイトの作り方 (IPA)」は見た。  「攻撃する人」を見ることが無い。初体験!!  AP 開発の一部をしたものの。。。  その他  指紋認証が破られた(テープ)地方空港のセキュリティが甘い理由?  "WordPress (PHP&MySQL のブログツール)" を普及させたい!
  • 7. Web AP 脆弱性の実践 : 簡単なレッスン  本日は 110 番の日ですw 絶対悪用禁止!!  簡単な用語説明  だいたい、以下のキーワードは皆さんご存知でした。  SQL インジェクチョン  注入(injection) が語源。SQL に限ったキーワードではない。  XSS (Cross Site Scripting)  動作原理 : 入力データがエスケープされないまま HTML 中に出力され、 タグ文字などが HTML と解釈されスクリプトとして起動される。  OS コマンドインジェクション  OS のコマンドが注入される 。  やられサーバ  LAMP Appliance Linux をベースに。  Apache + Perl + MySQL の掲示板サイト
  • 8. Web AP 脆弱性の実践 : ステージ 1  Web 掲示板の改ざんに挑戦  http://hostname.domain/~user/board/board.cgi  ユーザとパスワードを提示  やられ環境は Packet Black Hole で監視w  OS コマンドインジェクション  開始 20 分でヒントを出す。  メールアドレス欄  入力値「’| echo」  初の改ざんはヒント提示後 5 分で。  1 番の人より、解説。  「Linux 環境」「OS コマンド」が鍵  「user@domain;echo abc > index.html」  sendmail コマンドの入力値チェックが甘い。  OSインジェクションが可能 -> cgi のソースが見えてしまう。
  • 9. Web AP 脆弱性の実践 : ステージ 2  環境準備してる最中にも、ステージ 1 の攻撃が続々w  ステージ 1 で使ったものと違う、ID とパスワードでログ インしてみよう!  ステージ 1 でゲットした、board.cgi にヒントが。  開始 10 分でヒント提示。  パスワード欄に SQL インジェクション。  「’ (シングルコーテーション)」がポイント。  「abc ‘ or 1=‘1」。  リアルタイムで、SQL が表示されるw  実際に手を動かして体験するイベントもあります  Capture The Flag (CTF) 東京で勉強会やってます!!  次回セキュメロもこれでいきましょう?
  • 10. グループディスカッション発表 #1 発注・管理  「受入検査されてない」「管理できてない」のが一番問題  発注側の問題  「見た目重視」で、その他は後回し、という意識。  スキル面で、具体的な技術は抑えていない。  管理面で、納期の厳しさがセキュリティに気を配る余裕を奪う。  受注側の問題  意識やスキルがピンからキリまでいろいろ。  社会環境的には?  運用方針  「リニューアル」などのイベントを契機として、検査をやるとか。  「チェックポイント」を如何に設けるか。  その他  「サービス寿命」の視点で考える。「建築になぞらえる」  「良い Web AP 検査ツール」があれば売れる!!
  • 12. グループディスカッション発表 #2 開発  コーディングルールで決まる!  規約のセキュリティレベルはどう決める?  専門の部署で判断。メジャーなアイテムは反映する方針で。  検査について  相互チェックができれば良いよね。一人だと余裕が無い  検査ツールを使い、大まかラインを満たせるようにすればよい?  実装  特殊文字をはじく、専用のタグを使う。  正規化に使うモジュールでは、必要 (要件) に応じて穴を開ける。  まとめ?  フレームワーク採用で、ルールに沿えば、(だいたい) 問題はおき ないのでは?  アプリケーションのパッチ間隔が短いけど、がんばって適用する!
  • 13. グループディスカッション発表 #2 開発  QA  Q1. 開発時に見えない問題点はどうフォローする?  A1. 保守メニューに、アプリケーション改版だけでなく、インフラ 面でのフォローも加える!  Q2. パッチ適用に伴うコストはどう考える?  A2. 影響範囲とコスト見合いで、適用可否を決める?
  • 14. グループディスカッション発表 #3 その他  テーマ自体が定まっていない。  メンバーは IT 系、中学生(しかも発表者!)、農業の方!  発表内容は大変しっかりとしたものでした。  ユーザとして信頼できるサイトの決め方  技術レベル、組織の信頼性?  学校で教えてくれない。具体例をだしてみたら?  J-SOX は企業しか対応してない。  人 (スキルレベル) 依存のセキュリティ。  普通 (小規模) の環境では。。。  セキュリティに興味や関心がある。  でも、実態がついてこない。  「普通の人」の意識を上げるには?
  • 15. グループディスカッション発表 #4 運用  メンバの困ったこと  ユーザ (知らない人) に安全に使ってもらう必要がある。  運用と開発が分かれるチーム構成に問題。  中国からきたメンバーは、情報をすべて持ち帰りたがる。  攻撃を知る  「攻撃されたか」判断するには、既存の攻撃を知るしかない。  ログベースでは、事象を後から追うことしかできない。  防ぐには  攻撃が無いから被害 (見える効果) がない。  卵が先か、鶏が先か。  費用対効果が説明できない。  パッチ (更新プログラム) を当てる (適用する) 頻度  「出たら当てる」「当ててから考える」の方針とすべきでは?  パッチの要否をどう判断するの?
  • 16. グループディスカッション発表 #4 運用  システムのバージョンアップ  運用している以上、上げる必要はあるが。  離れたバージョンのアップグレードに悩む  例えば、Windows 2000 Server から Windows Server 2008  情報の収集  情報の樹海から、どう信頼に足るものを選び出すのか。  「セキュリティホール memo」が著名だけど、盲信するものでは ない。  製品の更新情報は?  Windows は情報提供されているが、OSS の場合は?  有償サポートを提供する企業はあるけど、小規模のところでは契約 し辛い。  結局、サイバーノーガード戦法?
  • 17. グループディスカッション発表 #4 運用  まとめ  言語の壁は辛い。英語や中国語。  情報収集を行おう、情報を共有しよう。  仮想環境を有効に (テストに) 使おう!!  VMware ESXi Server や Hyper-V など、無償で提供されているし。  QA  Windows Update, Linux の yum にある自動アップデートは?  実際にサーバ環境を自動アップデートにしているところがあるが、 これまで問題が起きたことがない!!!
  • 18. 最後に  会場をご用意いただいた、ひょうご情報教育機構(CMU 日 本校) の皆さん、いつも感謝しています。  スピーカのまっちゃだいふくさん、本当にありがとうござ います。  そして、参加された皆さんありがとうございます!!