moodle moot 2015 ワークショップ資料（暫定版）

1. ロール・パーミッションの
理解を深めよう
自治医科大学
淺田義和

2. 今日の目標
• ロールとパーミッションの区別が説明できる
• サンプルサイトでロール・パーミッションの
新規設定ができる
• 自分が必要そうなロール・パーミッション設定の
検討ができる

3. 練習用サイトの作成
• https://www.gnomio.com/
• 管理者権限が必要になるので、こちらで
各自moodleを作成していただきます。。

4. パーミッションとロール
• パーミッション
• moodleの活動など、1つ1つに対する権限
• 権限そのものを指すことと、ある特定の活動
（フォーラムなど）の権限設定を指すことと、両方ある
• ロール
• 複数の活動に関するパーミッションを組み合わせたもの
• 教師、学生、マネージャー、編集権限のない教師、etc.
• 既存のロールを編集、あるいは新しいロールを
作成することも可能

5. • フォーラム１だけ
設定を変えたいとき
→ フォーラム１の
パーミッション変更
• フォーラム１∼３
（と他のフォーラム）
も全部変えたいとき
→ コース全体の
パーミッション変更
（or 新規ロール）
パーミッションの設定例

6. 設定は「管理」から
• コース全体：コース管理 -> ユーザ -> パーミッション(左)
• 特定の活動：○○管理 -> パーミッション(右)

7. パーミッションの設定画面
許可 禁止リスク

8. 便利な設定例
• フォーラムの相互採点を可能にする
• 特定のコースにて、「登録者一覧」を見れなくする
• ワークショップの相互採点を匿名で行う

9. パーミッション
• デメリット：設定は1つ1つ毎回行う必要がある
• メリット：教師ロールであれば自分のコース内の
パーミッションは基本的に自由にいじれる

10. ロール
• 複数のパーミッションを組み合わせたもの
• コースにユーザを登録する際、必ず選択する
(主に教師や学生ロール)
• コース一覧画面で特定ロールのユーザを
表示することができる
（主に教師ロール）
• 役割を限定したロールを作成できる
（例：コース作成者）

11. サイト管理から設定
• ロールの定義 から設定
• 「サイト管理者」も
ロールの1つ
※全権限のあるロール

12. ロールの作り方
• 既存のロールを編集するか、１から作り直すか
• まずはまっさらな状態から、限定的なロール作成
• 慣れてきたら、既存ロールの編集
※いきなり既存の編集をすると、見落としが怖い

13. デフォルトのロール
• 管理者
• マネージャー
• コース作成者
• 教師
• 編集権限のない教師
• 学生
• ゲスト

14. デフォルトのロール
• 管理者
• マネージャー
• コース作成者
• 教師
• 編集権限のない教師
• 学生
• ゲスト

15. 例：コース作成者
• できることが非常に限定的

16. 例：コース作成者
• できることが非常に限定的
これ（アンケート）も、
なくていいかも？

17. 練習
• さらに限定的な「コース作成者」を作ってみる

18. 練習
• さらに限定的な「コース作成者」を作ってみる

19. アーキタイプとして
コース作成者 を選択

21. 半角英数のみ
日本語OK
どんなロールかの記述

23. コンテクスト？
https://docs.moodle.org/2x/ja/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%88
• どの範囲で割り当てるか
• 例：普通は教師や学生は「コース」単位で割り当てられるが、「システム」で教師を
割り当てることもできる = 存在するコースすべてにおいて自動的に教師になれる

24. ロールの○○許可
• 割り当て：他のユーザーにロールを割り当てる
• 例：教師ロールは学生と編集権限のない教師を
割り当てることができる
• オーバーライド：他者のパーミッション書き換え
• 例：教師は学生のパーミッションを変更できる。
例えば「フォーラムでの採点許可」など
• スイッチ：他のロールに一時的に変わることができる。
• 例：教師ロールとしてコースを作り終わったら、
学生ロールに切り替えて、見え方を確認する

25. ずらー・・・っとあります

26. 拡張要素を表示すると
• 許可 だけでなく「抑制」「禁止」も選べます。
･･･が、基本的には許可と設定なしで事足ります

27. ロールリスク
• 何かしらの危険が伴うパーミッション設定
• システムの設定
• データ消失
• スパム投稿
• 個人情報、プライバシー（含 成績）
• XSS

28. 実はコース作成者も
• コースを作成する
= moodleに新しくデータを入れる
= XSSのリスクも伴う

29. その他のロール例
• moodle docs（英語版）には、
いろいろなロールの例も載っています。

30. 例（１）
• 教師ロールのコピー（コース概要に表示させない）
• 学務担当者用ロール（全成績の閲覧のみ可能）
• 過去のコース用ロール（コース内容の閲覧のみ可能）
• 小テスト作成者：特定のコースの小テストのみ作成可能
• 小テスト共有：コース間・カテゴリ間などでの
小テストの管理・共有が可能
• 「フィードバック」のテンプレート作成者：
「Public」フィードバックの作成

31. 例（２）
• 親（or メンター）：自分の担当する学生、
子どもの成績やプロフィールの閲覧
• フォーラム管理者：フォーラムの管理（編集、削除）に
特化したロール（フォーラム以外は利用不可能）
• フォーラム投稿者：フォーラムの投稿に特化したロール
• カレンダーの編集者：イベント予定の作成編集のみ可能
• ブロガー：ブログのみ利用可能