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三宅 陽一郎 @miyayou
2017.11.13 @小田急サザンタワー
人工知能のための哲学塾
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東洋篇 概論
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第一回 「荘子と人工知能の解体」
https://www.slideshare.net/youichiromiyake/ss-73165456
第二回 「井筒俊彦と内面の人工知能」
https://www.slideshare.net/youichiromiyake/ss-75970529
第三回 「仏教と人工知能」
https://www.slideshare.net/youichiromiyake/ss-77825112
第四回 「龍樹とインド哲学と人工知能」
https://www.slideshare.net/youichiromiyake/ss-80208052
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人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇
第五回 「禅と人工知能」
本日のコンテンツ
• 第一章 今回のテーマ
• 第二章 禅とは何か?
• 第三章 人工知能の体験を作る
• 第四章 人工知能の時間を作る
• 第五章 アテンション(注意、意識)
• 第六章 人工知能に禅をさせる
• 第七章 人工知能にとって禅とは何か?
本日のコンテンツ
• 第一章 今回のテーマ
• 第二章 禅とは何か?
• 第三章 人工知能の体験を作る
• 第四章 人工知能の時間を作る
• 第五章 アテンション(注意、意識)
• 第六章 人工知能に禅をさせる
• 第七章 人工知能にとって禅とは何か?
第一章 今回のテーマ
自然知能と人工知能
人間
=自然知能
機械
=人工知能
西洋哲学と東洋哲学
• 西洋哲学
=物事を分けて行くことで、その要素の関係を、論
理律・因果律と捉えて、そこに構成を見て、実施に
構成する。物事を分ける人間をエスカレーションす
る。
• 東洋哲学
=物事を分けて考えようとする人間を、物事を分け
ない場所まで導き修業する。物事を分けない場所
を、混沌とか、道とか、阿頼耶識、一者(アートマ
ン)などさまざまな言葉で言う。その根源から人間
へ至る生成の流れを見る。
人工知能
• 実体(混沌、すべて)がない。網だけがある。
• だから世界を受けとめられない。
記号主義 = 記号の網
コネクショニズム = 分割するだけ
知能
実体
混沌
身体
生態
環世界
分化
精神・
言語
ニューラルネット
の世界
シンボルの世界
人工知能は
混沌的実体を持たねばならない。
ココ
唯識論世界は識から成り立つとする理論。
眼識
耳識
鼻識
舌識
身識
意識
阿頼耶識
(一切種子識)
末那識
感覚
(五識)
思考
自我執着心
根本心
表層心
深層心
言葉なしで対象を直接
に把握する。それぞれ
固有の対象を持つ。
五識と共に働いて感覚を
鮮明にする。五識の後に
言葉を用いて対象を概念的
に把握する
常に阿頼耶識を対象として
「我」と執する。
眼識ないし末那識を生じる。
身体を生じて生理的に維持している。
自然をつくり出し、それを維持し続けている。
一切を生じる種子を有する。
(横山紘一 「唯識の思想」、講談社学術文庫、P.60 )
阿頼耶識から生まれた
ものが、人間にさまざま
なものを見せる。
=煩悩
禅とは?
ブッダの到達した「悟り」へ至ること
それは決して言語では表せない。
それは認識であり、認識ではない。
(=言葉で伝えられない=人から説明できない)
体験によって得る。
体験によって世界に響き渡る真理(神髄)に通じる
自ら悟らしめる
禅師とは?
説明する者ではない(説明できない)
考える契機、行動の契機を与えるもの。
本体はその人が獲得するが、道を誤った時に修正する
体験によって得る。
体験によって世界に響き渡る真理に通じる
人工知能人間
仏教と人工知能
• 仏教 = 煩悩から解脱する
• 人工知能 = むしろ煩悩を与えたい(執着)
煩悩 煩悩
解脱 執着
人工知能にどのようにして煩悩を与えることができるか?
「人工知能と禅」テーマ
• 人工知能から禅を導けるか?
• 人工知能は禅を成し得るか?
• 人工知能が禅を成すにはどのようにすればいいか?
概念(シンボル)からの解法
• 思考に入りて、思考を出る。
• そこに、誤謬を通して、真理へ至る
• 認識の生成と消滅
悟る、という状態がある
• 認識の中にあるのではない。
• 事物と行動の中にある。
• 己が世界と対峙する(西洋)
• 世界をして己を貫かしめる(東洋)
=世界が己を通って行く
• 泳ぐこと=流れに任す(荘子)
荘子「達生編」
「水中を泳ぐ特別な方法があるのですか。」
「ありません。わたしには特別な方法などない。わたしに
は慣れたところから始まって、本性のままに生長し、運命
のままにできあがっているのです。水の中では渦巻きみ
身をまかせていっしょに深く入り、湧き水にまかせていっ
しょに出てくる。水のあり方についていくだけで、自分の
かってな心を加えないのです。…」
(荘子、第三冊I、金子治訳、岩波書店、P.57)
自然に従う
自然の為していることを見る
本日のコンテンツ
• 第一章 今回のテーマ
• 第二章 禅とは何か?
• 第三章 人工知能の体験を作る
• 第四章 人工知能の時間を作る
• 第五章 アテンション(注意、意識)
• 第六章 人工知能に禅をさせる
• 第七章 人工知能にとって禅とは何か?
第二章 禅とは何か?
禅問答
「あれは何か?」
「あれは野鴨でございます」
「どこへ行くのか?」
「もはや行ってしまいました」
馬祖はいきなり百丈の鼻頭を掴んで捻じた百丈は
「オー、オー」と苦痛を訴えた。
馬祖は言った。「お前は野鴨が行ってしまったと
言うが、野鴨は始めからここにいたのだ。」この一
言は百丈の背に冷汗を流した。彼は悟ったのだ。
(鈴木大拙、禅学入門、講談社学術文庫、P.114)
生活禅(道元)
道元は僧ともっと話がしたいと思い、「今晩はご供
養しますからどうぞここに泊まってください」と言い
ます。すると老僧は、「わたしは明日の食事の支度を
しないといけないから帰ります」と言う。道元は、阿
育王寺といえば立派なお寺だから、食事係など何人も
いるはず、あなたがいなくても困らないに違いない、
あなたのような老齢の方がなぜ典座職のような雑務を
やっているのか、と畳みかけます。すると老僧は、
「あなたは修行の何たるかが分かっていないようだ」
と大笑いしたと言います。
食事をつくることも修行である。
(ひろちさや、正法眼蔵、NHKテキスト、P.82)
禅と体験
渇山は答えた、「イヤ、私には貴方に教えるようなもの
は何もありません。あるにしても、それは貴方をして他
日私を嘲笑するの材料になるだけっだ。また教えるにし
てもそれは畢竟私自身のもので、貴方の体験そのものと
はなり得ないのです」と。彼はついに渇山の許を去った。
… ある日庭草を取ったり掃いたりしていると、掃き捨て
た一個の小石が飛んで、一本の竹に当たった、衝撃によ
るこの思わざる響きで、彼の心には悟りの光が閃きわ
たった。彼は限りなく喜んだ。渇山の示した問題が、今
釈然として解けたのだ。…もしあの時渇山が不親切にも彼
に説明してくれたら、今日この経験は得られなかったの
である。
(鈴木大拙、禅学入門、講談社学術文庫、P.117)
禅とは不可得
「禅には言句はなく、『真理』だとして与える
ものもない」と言ったのである。禅とは人に対
してこれだ、あれだと指示できる真理でも物で
も一定の概念でもないので、徳山のこの言葉は、
不可得なものをいい表す禅の言葉も句もないと
いう意味にとってよかろう。
(鈴木大拙、禅八講、角川選書、P.32)
体験とは何か?
• 人間には人間の体験がある
• キリンにはキリンの体験がある
では人工知能の体験があるか?
エトムント・フッサール
「内的時間意識の現象学」
記憶に対する意識が時間の感覚をもたらす
時間の本質への問いは時間の「根源」への問いにも通じている。この
根源の問いは、しかし、時間意識のもろもろの原初的な形成(作
用)ーこれらのなかで、時間的なもののもろもろの原初的な差異が、
「時間に関する明証性のすべての原本的な源泉」として、直感的かつ
本来的に構成されてくるーに向かう。
心理的な根源への問いにおいて問われるのは、根源的な感覚素材、
すなわち、人間個体における、さらには人類における客観的な空間
直観と時間直観がそれにもとづいて成立するところの感覚素材であ
る。
われわれの関心をひくのは「体験」であり、それの対象的意味とそれ
の記述的内実を軸にして捉えられるところのその体験である。
華厳哲学
• 物も、事も、私も、縁起が成り立たせているのだ。
• 縁起もまた生成・消滅するものであるから、それらの事物も生
成・消滅する
• 有るとか、無いとかではなく、縁起の上にある。
場としての知能
• 縁起から知能というものの正体を捉えたい
• 知能は存在しない。
• 知能は生成するものである。
• 場としての知能
• 世界と内面が共創する場=行動と認識(=現実)を生み出す
中空としての知能
• 中心には何もない。
• さまざまなものが交錯している
• 実体としての知能を求めない
B
C
D
E
F
G
H
I
J
混沌としての知能
混沌としての知能
混沌的実体として世界との縁起の中にいる人工知能
=行為も感覚もすべて縁起の中にある。
混沌としての知能
身体と心と環境は最初から相互作用の中にある。
=最初から関わっているし、溶け合っている。
=だから影響を及ぼすことができる
混沌としての知能
設計としては、身体とか心か分けずに、
世界や内面と関係のある要素を生成し、消滅させることで、
人工知性を作って行く。
混沌としての知能
設計としては、身体とか心か分けずに、
世界や内面と関係のある要素を生成し、消滅させることで、
人工知性を作って行く。
問題は体験から来る
• 人工知能は世界を、自分を体験していない
• 人工知能は世界から情報を抜き取っているだけ
体験 問題
人間=体験から問題を創造(ジェネレート)する
問題は体験から来る
• 人工知能は世界を、自分を体験していない
• 人工知能は世界から情報を抜き取っているだけ
問題
人工知能=問題が定義する情報を世界から集める
人工知能と体験
人工知能は体験を得ることができるだろうか?
人工知能は体験から学ぶことができるだろうか?
人工知能は自分自身の体験を持つことができるだろう
か?
人工知能は自分の体験から自分を作ることができるだ
ろうか?
問題は体験から来る
• 人工知能は世界を、自分を体験していない
• 人工知能は世界から情報を抜き取っているだけ
体験 問題
人間=体験から問題を創造(ジェネレート)する
問題は体験から来る
• 人工知能は世界を、自分を体験していない
• 人工知能は世界から情報を抜き取っているだけ
体験 問題
体験で解き得なかったものを問題とする
問題は体験から来る
• 人工知能は世界を、自分を体験していない
• 人工知能は世界から情報を抜き取っているだけ
体験 問題
体験で解き得なかったものを問題とする
禅はこちら
を解決する
西洋型哲学
問題
問題を直線的に説いていく
世界
疑い得ない、
論理の明証によって
築かれる世界
デカルト
我
近代科学、近代合理主義。
近代の出発点を与えた(デカルトの後の人がそう基礎づけた)。
論理的明証性
http://www.iwanami.co.jp/cgi-bin/isearch?isbn=ISBN4-00-336131-8
東洋型哲学
体験
体験
体験
体験
体験
いろいろな体験をした
東洋型哲学
体験
体験
体験
体験
体験
悟り=様々な体験を貫く円環(真髄)をみつける
東洋型哲学
体験
体験
体験
体験
体験
伝えられない
=中心はない
=それぞれ自分の体験を積み重ねて、まとめるしかない。
体験
体験によって問題を解く = 禅
東洋型哲学
体験
体験
体験
体験
体験
伝えられない
=中心はない =縁起
=それぞれ自分の体験を積み重ねて、まとめるしかない。
体験
体験によって問題を解く = 禅
東洋型哲学
体験
体験
体験
体験
体験
伝えられない
=中心はない =縁起
=それぞれ自分の体験を積み重ねて、まとめるしかない。
体験
体験によって問題を解く = 禅
= 縁起の構造でもある
= 何が原因と結果ではなく
西洋型哲学
問題
問題を直線的に説いていく
アリストテレスの演繹学 原因と結果
西洋のわかった=東洋のわかったような
東洋のわかった=個人的な理解
体験
体験
体験
体験
体験
体験
問題
西洋のわかった=東洋のわかったような
東洋のわかった=個人的な理解
体験
体験
体験
体験
体験
体験
問題体験からの一般化は禅では
否定される
世界
世界
存在分節的
絶対無分節
意識志向性
空
無数の浮動的
な意味体
唯識で言う
「種子」
転識
見方が固定される 毀す=禅
毀す=禅
毀す=禅
西洋のわかった=東洋のわかったような
東洋のわかった=個人的な理解
体験
体験
体験
体験
体験
体験
問題
東洋=体験を貫くほとばしり(神髄)=悟り
禅的 / 経験とメタファー
西洋=思考を貫くほとばしり(神髄)=理解
デカルト的 / 情報と推論
理
華厳哲学とアリストテレス哲学
理
華厳(けごん)哲学 アリストテレス
原因 結果
混沌としての知能
悟り
より大きな
悟り
業
業
業
禅=より大きな悟りを得て行く
業を重ねる。経験の中に神髄がある。
ある日、業がつながって行く
人工知能
機能的技術
個別機能技
術
知能を
総合する技術
自己同一性
知能を環境の
中で全体的運
動として構成
する技術
西欧的
分解
東洋的
混沌構築
分化
人工知能人間
仏教と人工知能
• 仏教 = 煩悩から解脱する
• 人工知能 = むしろ煩悩を与えたい(執着)
煩悩 煩悩
解脱 執着
禅
人工知能
(人工知性)
人工知能人間
仏教と人工知能
• 仏教 = 煩悩から解脱する
• 人工知能 = むしろ煩悩を与えたい(執着)
煩悩 煩悩
解脱 執着
人工知能=どのようにして煩悩を与えることができるか?
人工知能
(人工知性)
禅
人工知能人間
仏教と人工知能
• 仏教 = 煩悩から解脱する
• 人工知能 = むしろ煩悩を与えたい(執着)
煩悩 煩悩
解脱 執着
禅=人工知能からどのように煩悩を取り除くか?
禅
人工知能
(人工知性)
人工知能人間
仏教と人工知能
• 仏教 = 煩悩から解脱する
• 人工知能 = むしろ煩悩を与えたい(執着)
煩悩 煩悩
解脱 執着
禅 ⇔ 人工知能 人工知能
(人工知性)
禅
存在の混沌
生態による分節化
言語による分節化
世界
存在の混沌
生態による分節化
言語による分節化
世界
創造のプロセス
=存在の意味分節
存在の混沌
生態による分節化
=環世界による分節化
言語による分節化
世界
創造のプロセス
=存在の意味分節
世界
世界
存在分節的
絶対無分節
意識志向性
空
無数の浮動的
な意味体
唯識で言う
「種子」
転識
見方が固定される 毀す=禅
毀す=禅
毀す=禅
東洋型哲学
体験
体験
体験
体験
体験
伝えられない
=中心はない =縁起
=それぞれ自分の体験を積み重ねて、まとめるしかない。
体験
東洋型哲学
体験
体験
体験
体験
体験
伝えられない
=中心はない =縁起
=それぞれ自分の体験を積み重ねて、まとめるしかない。
体験
体験
体験
経験のかたち
そもそも人工知能に経験があるだろうか?
• とてもおなかが空いていた時にスープを飲ん
だ記憶
• 寒いときに電線を見上げた記憶
が再生できるのはなぜだろうか?
知能の世界
• 経験の集合が世界である
西洋と東洋
西洋= 世界と対峙 対決する
人工知能は世界の側
=知能と人工知能が対立
東洋 =世界と溶け合う
世界の中に自分を組み込もうとする
=人工知能とも溶け合う
時間と禅
「だれも私に尋ねないならば私は知っているが、
もし尋ねる人があって、答えようとすると私は
知らない」(アウグスチヌス)
(中島義道「時間」を哲学する、P.18)
人工知能を作る
• シンボル(概念)で人工知能を作ろうとする
=自動マシンになる
• 「体験」を作ろうとする
=入れ子構造のデカルト劇場
(誰が体験するのか、脳の中の小人問題)
になる
Global Workspace Theory (GWT)
注意の焦点
Focus of Attention
(スポットライト)
舞台裏の人々=ディレクター、シーンデザイナー、など。
コンテキストの生成とコントロール(舞台裏)
ワーキングメモリ
(Scene,Stage)
専門
プロセッサー
(観客)
ブロードキャスト
ブロードキャスト
テンポラリー
な連携
【まとめ】観客(=プロセッサー)はステージ(=ワーキングメモリ)上にスポットライト(=注意、
アテンション)が注がれた役者の演技(=オブジェクトの振る舞い)について考えて(=情報
処理、思考)意見を役者に伝えます(=ワーキングメモリに書き込みます)。
Arrabales, R. Ledezma, A. and Sanchis, A. “Towards the Generation of Visual Qualia in Artificial Cognitive Architectures”. (2010) http://www.conscious-robots.com/raul/papers/Arrabales_BICS2010.pdf
いろいろな意見や反響が返されることで
舞台上の演技がまた変化していく。
劇場モデルを用いた
論理と生態の融合
劇場モデル
劇場の舞台
一つの舞台を修飾する。この劇場の注釈のされ方が、
認識と、行動となる。
劇場モデル
劇場の舞台
舞台の上にさまざまな登場人物が登場する
(感覚から流入する)
劇場モデル
劇場の舞台
下位の知能が解釈する。情報を付け加える。
(原初的な脳の部分)
劇場モデル
劇場の舞台
下位の知能が解釈する。情報を付け加える。
(原初的な脳の部分)
認識を生成するベクトル 行動を生成するベクトル
劇場モデル
劇場の舞台
より上位の知能が解釈して情報を付け加える。
(原初的な脳の部分)
より上位の知能
認識を生成するベクトル 行動を生成するベクトル
劇場モデル
劇場の舞台
より上位の知能が解釈して情報を付け加える。
(原初的な脳の部分)
より上位の知能
認識を生成するベクトル 行動を生成するベクトル
劇場モデル
劇場の舞台
最終的に、論理的な知能が解釈した情報を加える。
(原初的な脳の部分)
論理的知能
認識を生成するベクトル 行動を生成するベクトル
劇場モデル
劇場の舞台
最終的に、論理的な知能が解釈した情報を加える。
(原初的な脳の部分)
論理的知能
認識を生成するベクトル 行動を生成するベクトル
認識空間を形成しながら、同時に行動を生成する。
環世界的なファンダメンタルな世界認識と行為生成を
観ながら、
高次の思考からも世界の姿を浮き彫りにするように、
モジュールを動作させる。
劇場モデル
劇場の舞台
最終的に、論理的な知能が解釈した情報を加える。
(原初的な脳の部分)
論理的知能
認識を生成するベクトル 行動を生成するベクトル
認識空間を形成しながら、同時に行動を生成する。
環世界的なファンダメンタルな世界認識と行為生成を
観ながら、
高次の思考からも世界の姿と行動を浮き彫りにするように、
モジュールを動作させる。
身体
身体の反射レベル
脳の原始的な部分の反射レベル
無意識の反射レベル
意志決定
物理
情報
身体
感覚
情報
抽象
知的
情報
情報の抽象度
時間進行(流れ)の方向
構造
構造
構造
身体は知覚対象としても作用対象としても、多層的な表現層を持つ。
=マルチレイヤー構造= (Multi-layered Structure)
構造
Physical
Informat
ion
Abstract
Informat
ion
More
Abstract
Informat
ion
Abstraction
Time
Decision-Making
Decision-Making
Decision-Making
Multi-Layered
Blackboard
Abstraction
Abstraction
Reduction
Reduction
Reduction
World
Sensor Effector
World Dynamics
Artificial Intelligence
Decision-MakingDecision-Making
Physical
Informat
ion
Abstract
Informat
ion
More
Abstract
Informat
ion
Abstraction
Time
Decision-Making
Decision-Making
Decision-Making
Multi-Layered
Blackboard
Abstraction
Abstraction
Reduction
Reduction
Reduction
World
World Dynamics
Artificial Intelligence
Object
Object image on the
lowest layer (Umwelt)
Object image on
the second layer
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on the third
layer
Decision-Making
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on the top
layer
Physical
Informat
ion
Abstract
Informat
ion
More
Abstract
Informat
ion
Abstraction
Time
Decision-Making
Decision-Making
Decision-Making
Multi-Layered
Blackboard
Abstraction
Abstraction
Reduction
Reduction
Reduction
World
World Dynamics
Artificial Intelligence
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More
Abstract
Informat
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Abstraction
Time
Decision-Making
Decision-Making
Decision-Making
Multi-Layered
Blackboard
Abstraction
Abstraction
Reduction
Reduction
Reduction
World
World Dynamics
Artificial Intelligence
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物質世界
一なる全
知能の
極
自意識
より高度な知能
環世界的知能
存在のゼロポイント
知能の極点
機能的
知能モデル
精神的
存在論的
知能モデル
環世界
物質世界
一なる全
知能の
極
自意識
より高度な知能
環世界的知能
存在のゼロポイント
知能の極点
環世界
超越からの
流れ
世界からの
流れ
世界とそれを超えた
流れの共創的存在
物質世界
一なる全
知能の
極
自意識
より高度な知能
環世界的知能
存在のゼロポイント
知能の極点
機能的
知能モデル
精神的
存在論的
知能モデル
環世界
行為を生み出す流れ
物質世界
一なる全
知能の
極
自意識
より高度な知能
環世界的知能
存在のゼロポイント
知能の極点
機能的
知能モデル
精神的
存在論的
知能モデル
環世界
存在=自己を生み出す流れ
物質世界
一なる全
知能の
極
自意識
より高度な知能
環世界的知能
存在のゼロポイント
知能の極点
機能的
知能モデル
精神的
存在論的
知能モデル
環世界
行為(アポトーシス)と存在(ホメオタシス)の
連鎖が知性を作って行く。
本日のコンテンツ
• 第一章 今回のテーマ
• 第二章 禅とは何か?
• 第三章 人工知能の体験を作る
• 第四章 人工知能の時間を作る
• 第五章 アテンション(注意、意識)
• 第六章 人工知能に禅をさせる
• 第七章 人工知能にとって禅とは何か?
第三章 人工知能の体験を作る
西欧的知能感
神
人間
人工
知能
垂直的知能感
人間に似ていれば
似ているほど良い。
= Human-like AI
東洋的知能感
神
人間
人工
知能
鹿
ゾウリ
ムシ
初音
ミク
AIBO たま
ごっち
水平的知能感
すべてに神が宿る
(「八百万の神」世界観)
人工知能の経験(体験)
• 現象学=経験から出発する
では、人工知能にも「経験」がなければならない
人工知能は世界を、自分を経験するか?
環境世界
認識の
形成
記憶
意思の
決定
身体
制御
エフェクター・身体
運動の
構成
センサー・身体
意思決定
モジュール
意思決定
モジュール
意思決定
モジュール
記憶体
情報処理過程 運動創出過程
身体部分
情報
統合
運動
統合
「構成的自己=知能」
の形成(創造)
「存在的自己・認識・記憶」
の形成(創造)
一なる全
(すべての源泉) 超時間的
自分を時間と世界
に投げ出す
環境世界
認識の
形成
記憶
意思の
決定
身体
制御
エフェクター・身体
運動の
構成
センサー・身体
意思決定
モジュール
意思決定
モジュール
意思決定
モジュール
記憶体
情報処理過程 運動創出過程
身体部分
情報
統合
運動
統合
「構成的自己=知能」
の形成(創造)
「存在的自己・認識・記憶」
の形成(創造)
一なる全
(すべての源泉) 超時間的
自分を時間と世界
に投げ出す
インフォメーション・フロー
=情報だけではない
=体験でなくてはならない
環境世界
認識の
形成
記憶
意思の
決定
身体
制御
エフェクター・身体
運動の
構成
センサー・身体
意思決定
モジュール
意思決定
モジュール
意思決定
モジュール
記憶体
情報処理過程 運動創出過程
身体部分
情報
統合
運動
統合
「構成的自己=知能」
の形成(創造)
「存在的自己・認識・記憶」
の形成(創造)
一なる全
(すべての源泉) 超時間的
自分を時間と世界
に投げ出す
内部インフォメーション・フロー
=情報・記憶
谷淳先生の仕事
谷淳
• 1981年に早稲田大学理工学部機械工学科を卒業。
• 千代田化工建設株式会社にてプラント配管設計。
• スタンフォード大学、ミシガン大学 人工知能(修士号)
• ソニーコンピューターサイエンス研究所
• 理化学研究所 脳科学研究センター
動的認知行動研究チーム チームリーダー
• KAIST 教授
認知ロボットの実験から考える「自己」とは?
~理研の谷淳氏が東京財団「VCASI」で講演
http://robot.watch.impress.co.jp/docs/news/20091217_336516.html
主体と客体(谷淳)
谷淳、「力学系に基づく構成論的な認知の理解」、脳・身体性・ロボット-知能の創発をめざして
(インテリジェンス・ダイナミクス 1) 土井 利忠 (編纂) 、 丸善出版、2012
主体と客体(谷淳)
• この図では、まず仮に主体と客体という二項対立
の構造を想定してみる。客体環境からボトムアップ
するセンソリの流れを主体はある構えを持ちトップ
ダウン的に予測し解釈しようとする。両者の相互作
用を経て認識が成立し、行為が生成される。
谷淳、「力学系に基づく構成論的な認知の理解」、Springer
心と環境は溶け合っている
身体と環境も溶け合っている
Chaotic
主体と客体(谷淳)
• 認識の結果は主体の内部を変化させ、また生成された行為
は環境を変化させる。この相互作用を通して、主体から出発
したトップダウンの流れと客体から出発したボトムアップの流
れは分離不可能になり、もはや主体と客体といった区別は
無意味になる。この時に初めて、古典的な認知論で想定さ
れてきた、客体として操作される表象と、それを操作する主
体といった構図からも自由になれるのである。
• いかにこのような相互作用の場を構築するか、本文では筆
者らが行ってきた一連の認知ロボット実験について解説しな
がら、本問題について議論していく。
• 谷淳、「力学系に基づく構成論的な認知の理解」、Springer
主体と客体(谷淳)
谷淳、「力学系に基づく構成論的な認知の理解」、脳・身体性・ロボット-知能の創発をめざして
(インテリジェンス・ダイナミクス 1) 土井 利忠 (編纂) 、 丸善出版、2012
自己判断をフィードバックループのように、ニューラルネットワークの入力に再帰入力
することで、センサーの情報と自分の予測情報を同時にインプットする力学系が発生する。
これによって自己と客体を混合する力学系が発生する。
主体と客体(谷淳)
谷淳、「力学系に基づく構成論的な認知の理解」、脳・身体性・ロボット-知能の創発をめざして
(インテリジェンス・ダイナミクス 1) 土井 利忠 (編纂) 、 丸善出版、2012
人間の精神、機械の精神
意識
前意識
無意識
外部から
の情報
意識
前意識
無意識
外部から
の情報
言語・非言語境界面
知覚の境界面
人工知能は、人間の知能を機械に移したもの。
知能=世界と自分との共創
• 世界から自分を作る
• 自分から世界を作る
ダートマス会議(1956年)
我々は、1956年の夏の2ヶ月間、10人の人工知能研究者
がニューハンプシャー州ハノーバーのダートマス大学に集
まることを提案する。そこで、学習のあらゆる観点や知能
の他の機能を正確に説明することで機械がそれらをシミュ
レートできるようにするための基本的研究を進める。機械
が言語を使うことができるようにする方法の探究、機械上
での抽象化と概念の形成、今は人間にしか解けない問題
を機械で解くこと、機械が自分自身を改善する方法などの
探究の試みがなされるだろう。我々は、注意深く選ばれた
科学者のグループがひと夏集まれば、それらの問題のう
ちいくつかで大きな進展が得られると考えている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83
%9E%E3%82%B9%E4%BC%9A%E8%AD%B0
体験を作る
華厳の縁起
混沌としての知能
設計としては、身体とか心か分けずに、
世界や内面と関係のある要素を生成し、消滅させることで、
人工知性を作って行く。
環境
知能
知能のコア
環境から要請
される知能
環境
たくさんの自己がある
たくさんと環境と関わっている知能・身体
それらがそれぞれの世界を持っている
部分
知能
環境
知能
知能のコア
環境から要請
される知能
環境
たくさんの自己がある
たくさんと環境と関わっている知能・身体
それらがそれぞれの世界を持っている
部分
知能
対世界
効果器 受容器(刺激→興奮(記号))
客体
活動神経網
知覚神経網
前野佳彦訳・ユクスキュル「動物の環境と内的世界」 (みすず書房)
知覚世界活動世界
知覚微表担体
対象化された機構
活動担体
内的世界
興奮(記号)
興奮興奮
運動形態
=特定の筋肉を動かす
中枢神経網
対世界
世界無限
こうした諸々の機能環によって、すべての動物の、その固有の環境と
緊密に連結される。 ユクスキュル「動物の環境と内的世界」(原著:1921, 前野佳彦訳:2012)
サブサンプション・アーキテクチャ
身体の反射レベル
脳の原始的な部分の反射レベル
無意識の反射レベル
意志決定
物理
情報
身体
感覚
情報
抽象
知的
情報
情報の抽象度
時間進行(流れ)の方向
知能の極点
身体の反射レベル
脳の原始的な部分の反射レベル
無意識の反射レベル
意志決定
物理
情報
身体
感覚
情報
抽象
知的
情報
情報の抽象度
時間進行(流れ)の方向
物質としての自分
世界の動的な一部
としての自分
生物としての自分
知性としての
自分
知能の極点
社会の一部
としての自分
身体の反射レベル
脳の原始的な部分の反射レベル
無意識の反射レベル
意志決定
物理
情報
身体
感覚
情報
抽象
知的
情報
情報の抽象度
時間進行(流れ)の方向
環世界
世界1
世界2
世界3
知能の極点
世界4
持続的意識
インフォメーション・フローから
一瞬一瞬生起される構成的自己
「構成的自己=知能」
の形成(創造)
人工知能
環境世界
環境
時間
意識=無意識の境界
線
無意識=身体の境界
線
二つのアーキテクチャの試み
(1)無意識インタレース型アーキテクチャ(競合
型)
現在の思考
常にあらゆる想定される事態について
分散して思考している=いつでも主導権を
握ろうとしている。
意
識
意
識
下
差延された過去が積み重なる
時間
我々は過去の反響の積み重なりの中で生きている。
t=k-1 t=k t=k+1 t=k+2
本日のコンテンツ
• 第一章 今回のテーマ
• 第二章 禅とは何か?
• 第三章 人工知能の体験を作る
• 第四章 人工知能の時間を作る
• 第五章 アテンション(注意、意識)
• 第六章 人工知能に禅をさせる
• 第七章 人工知能にとって禅とは何か?
第四章 人工知能の時間を作る
二つの時間
• 物理法則 外から押し進められる時間
(物理的な時間)
• 自分が内的に感じる時間
( 主観的な時間、
内面の自己発展による時間)
持続性(持続の相)
私たちが試みるのは、(略)
持続と延長、継起と同時性、質と量を混合している
ことをはっきりとさせることである。
自己の内部に知覚するような「時間」を数学は説明できない。
(ベルクソン「時間と自由」(中村文郎訳)岩波文庫、p.10、303)
木村敏「自己・あいだ・時間」
ちくま学芸文庫
• 人間存在の本質は、現在の時点における対他者・対
世界関係につきるものでは決してない。人間が人間
であるということ、自己が自己自身でありうるとい
うことは、人間が歴史的存在であり、自己が時間的
存在であることを根拠にしてはじめて可能になる。
つまり現在の自己の存在が、過去のすべての生活史
の積分として、また次に来るべき未来への微分係数
として、固有の歴史的・時間的な意味をもっている
からこそ、自己固有の自己性も可能になるのである。
(木村敏「自己・あいだ・時間」ちくま学芸文庫)
物質と知覚 (べルクソン)
物質と知覚 (べルクソン)
物質と知覚 (べルクソン)
物質と知覚 (べルクソン)
物質と知覚 (べルクソン)
知能
知能
いろいろな刺激が環境から入って来る
知能
いろいろな刺激が世界から入って来る
「世界と身体」の刺激と情報から現在の自分自身を作り上げる
知能
時
あらゆる瞬間(一定の周期ごと)に自分自身が作られる
水の波紋のように意識が作られる
著作者 acworks
タイトル 波紋が浮かぶ水面 http://01.gatag.net/0013916-free-photo/
知能
時
自我自我 自我
「私」ごと内側から作り出す
私ごと内側から作り出す
知能
「世界と身体」の刺激と情報から現在の自分自身を作り上げる
今の意識
私ごと内側から作り出す
知能
今の意識
過去の意識
私ごと内側から作り出す
知能
今の意識
過去の意識
さらに過去の意識
時
私ごと内側から作り出す
知能
今の意識
過去の意識
さらに過去の意識
時
消えて行く
世界ごと「私」を創り出す=それが知能
知能
時
消えて行く
意識とは常に次の意識に溶け合わさ
れる。
まるで波が次から来る波に融け続け
るように。
Peter Gorges https://www.flickr.com/photos/petergorges/2940133463/
私は次に来る私に食われ続ける =意識の本質(意識の持続性)
=時間
知能
消えて行く
道元「有時(うじ)」
• とするなれば、松も時であり、竹も時である。
時は飛び去るとのみ心得てはならない。飛び
去るのが時の性質とのみ学んではならない。
もし時は飛び去るものとのみすれば、そこに
隙間が出て来くるであろう。「ある時」というこ
とばの道理にまためぐり遇えないのは、時は
ただ過ぎゆくものとのみ学んでいるからであ
る。
(道元「正方眼蔵(一)」、増谷文雄訳、「有時」、P.258)
道元「有時(うじ)」
• そのような道理であるから、大地のいたるところ
に、さまざまな現象があり、いろいろな草木があ
るが、その現象や草木の一つ一つがそれぞれ
全世界をもっていることが学ばねばならない。
• だが、どこまでいっても、そのような時ばかりであ
るのだから、ある時はまたすべての時である。あ
る草木も、ある現象も、みな時である。そして、そ
れぞれの時に、すべての存在、すべての世界が
こめられているのである。
(道元「正方眼蔵(一)」、増谷文雄訳、「有時」、P.255)
道元「有時(うじ)」
• いったい、この世界は、自己をおしひろげて
全世界となすのである。その全世界の人々
物々をかりに時々であると考えてみるがよい。
すると物と物とが相さまたげることがないよう
に、時と時とが相ぶつかることもない。
• 自己をおし並べて自己がそれを見るのである
から、自己もまた時だというのが、このような
道理をいうのである。
(道元「正方眼蔵(一)」、増谷文雄訳、「有時」、P.254)
生成する
• 我々は物事を生成的に見
ている時
時
時
時
差延された過去が積み重なる
時間
我々は過去の反響の積み重なりの中で生きている。
t=k-1 t=k t=k+1 t=k+2
意識を作る=自身を語る
St=k-1
St=k
St=k+1
ロゴス t=k-2
ロゴス t=k-1
ロゴス t=k
差延によって作り出された差異は
もう一度、統合される。
しかし、新しい差延が生まれる
語る
語る
意識を作る=自身を語る
St=k-1
St=k
St=k+1
ロゴス t=k-2
ロゴス t=k-1
ロゴス t=k
知能は差延、差異、統合、反復の
システムである。
意識を作る=自身を語る
St=k-1
St=k
St=k+1
ロゴス t=k-2
ロゴス t=k-1
ロゴス t=k
知能は差延、差異、統合、反復の
システムである。
逸脱(差異化,差延)
統合(引き戻し)
語る
語る
差延された過去が積み重なる
時間
我々は過去の反響の積み重なりの中で生きている。
t=k-1 t=k t=k+1 t=k+2
生成する
• 我々は物事を生成的に見
ている時
時
時
時
生成する
• 我々は物事を生成的に見
ている時
時
時
時
我々が自己発展(自己変化)する
ことで獲得する時間というものがある
本日のコンテンツ
• 第一章 今回のテーマ
• 第二章 禅とは何か?
• 第三章 人工知能の体験を作る
• 第四章 人工知能の時間を作る
• 第五章 アテンション(注意、意識)
• 第六章 人工知能に禅をさせる
• 第七章 人工知能にとって禅とは何か?
第五章 アテンション(注意、意識)
ポリゴンとボーンの連結的集合である
キャラクターが「身体を生きる」ことは可能か?
http://positionx.sblo.jp/article/141677768.html
身体性とインテリジェンス
Gray’s anatomy
脳の中心の部位は身体とつながっている。
生理機能を司っている。
それを囲うように、辺縁体、大脳がある。
http://square.umin.ac.jp/neuroinf/brain/005.html
http://www.amazon.co.jp/Grays-Anatomy-Anatomical-Clinical-Practice/dp/0443066841
環境
身体知能
人工知能とは?
人工知能=人工的な存在(=身体)を環境の中で活動させる
行動(アウトプット)
身体
環境
身体知能知能
人工知能とは?
行動(アウトプット)
身体
身体知性
(身体を制御
するOS)
遠心性情報
(身体への命令)
遠心性コピー
(身体への命令の複製)
求心性情報
(末端からフィードされる情報)
身体イメージ
(遠心性コピーによ
り頭の中に再構築
される身体のイメー
ジ(シミュレーション可能))
知能の世界
環境世界
認識の
形成
記憶
意思の
決定
身体
制御
エフェクター・
身体
運動の
構成
センサー・
身体
意思決定
モジュール
意思決定
モジュール
意思決定
モジュール
対象・
現象
情報の流れ(インフォメーション・フロー)
影響を与える影響を受ける
遠心性出力
求心性情報
身体のイメージ
遠心性コピー
感覚調整
(相互調整機能)
遠心性情報と
求心性情報は
お互いを調整する
(例)スキーをすると、
足の裏からの情報で、力
を加減する
予期と感覚、差異による身体感覚
遠心性コピーによる身体のシミュレーション
実際の身体の状態
差異=身体の感覚を生成する
身体意識
時間
時間
予期と感覚、差異による身体感覚
遠心性コピーによる身体のシミュレーション
実際の身体の状態
差異=身体の感覚を生成する
身体意識
遠心性コピーによる運動の
予期があるから、
自分の運動を認識できる。
時間
時間
予期と感覚、差異による身体感覚
遠心性コピーによる身体のシミュレーション
実際の身体の状態
差異=身体の感覚を生成する
身体意識
差異が大きい
=注意を大きく必要がある
時間
時間
身体
頭脳
遠心性情報
(脳→身体)
身体
頭脳
身体
イマージュ
遠心性情報
(脳→身体)
遠心性コピー
(脳→脳)
…予測された身体状態
身体
頭脳
身体
イマージュ
求心性情報
(身体→脳)
遠心性情報
(脳→身体)
…予測された身体状態
身体
頭脳
身体
イマージュ
求心性情報
(身体→脳)
遠心性情報
(脳→身体)
…予測された身体状態
実際の身体状態
差を見る
身体
頭脳
身体
イマージュ
求心性情報
(身体→脳)
遠心性情報
(脳→身体)
…予測された身体状態
実際の身体状態
差を見る
予測と実測が同じ
=そのままスルー
(例)普通に歩く
身体
頭脳
身体
イマージュ
求心性情報
(身体→脳)
遠心性情報
(脳→身体)
…予測された身体状態
実際の身体状態
差を見る
予測と実測が違う
=注意を喚起
(例)足を踏み外す
着くと思った足がつかなかった
=注意
対世界
効果器 受容器(刺激→興奮(記号))
客体
活動神経網
知覚神経網
前野佳彦訳・ユクスキュル「動物の環境と内的世界」 (みすず書房)
知覚世界活動世界
知覚微表担体
対象化された機構
活動担体
内的世界
興奮(記号)
興奮興奮
運動形態
=特定の筋肉を動かす
中枢神経網
対世界
世界無限
こうした諸々の機能環によって、すべての動物の、その固有の環境と
緊密に連結される。 ユクスキュル「動物の環境と内的世界」(原著:1921, 前野佳彦訳:2012)
機能環の種類
• 捕食環(Beutekreis)
• 索敵環(Feindkreis)
• 生殖環(Geschlechkreis)
• 媒体環(Kreis de Mediums)
世界無限
個々の動物に関する生物学は、そのすべての機能環を渉猟する
ことによって初めて目標に到達したとみなすことができる。(p.76)
ユクスキュル「動物の環境と内的世界」(原著:1921, 前野佳彦訳:2012)
本日のコンテンツ
• 第一章 今回のテーマ
• 第二章 禅とは何か?
• 第三章 人工知能の体験を作る
• 第四章 人工知能の時間を作る
• 第五章 アテンション(注意、意識)
• 第六章 人工知能に禅をさせる
• 第七章 人工知能にとって禅とは何か?
第六章 人工知能に禅をさせる
人工知能人間
仏教と人工知能
• 仏教 = 煩悩から解脱する
• 人工知能 = むしろ煩悩を与えたい(執着)
煩悩 煩悩
解脱 執着
禅
人工知能
(人工知性)
捉われている
華厳の縁起
混沌としての知能
設計としては、身体とか心か分けずに、
世界や内面と関係のある要素を生成し、消滅させることで、
人工知性を作って行く。
環境
知能
知能のコア
環境から要請
される知能
環境
たくさんの自己がある
たくさんと環境と関わっている知能・身体
それらがそれぞれの世界を持っている
部分
知能
対世界
効果器 受容器(刺激→興奮(記号))
客体
活動神経網
知覚神経網
前野佳彦訳・ユクスキュル「動物の環境と内的世界」 (みすず書房)
知覚世界活動世界
知覚微表担体
対象化された機構
活動担体
内的世界
興奮(記号)
興奮興奮
運動形態
=特定の筋肉を動かす
中枢神経網
対世界
世界無限
こうした諸々の機能環によって、すべての動物の、その固有の環境と
緊密に連結される。 ユクスキュル「動物の環境と内的世界」(原著:1921, 前野佳彦訳:2012)
サブサンプション・アーキテクチャ
身体の反射レベル
脳の原始的な部分の反射レベル
無意識の反射レベル
意志決定
物理
情報
身体
感覚
情報
抽象
知的
情報
情報の抽象度
時間進行(流れ)の方向
知能の極点
身体の反射レベル
脳の原始的な部分の反射レベル
無意識の反射レベル
意志決定
物理
情報
身体
感覚
情報
抽象
知的
情報
情報の抽象度
時間進行(流れ)の方向
物質としての自分
世界の動的な一部
としての自分
生物としての自分
知性としての
自分
知能の極点
社会の一部
としての自分
身体の反射レベル
脳の原始的な部分の反射レベル
無意識の反射レベル
意志決定
物理
情報
身体
感覚
情報
抽象
知的
情報
情報の抽象度
時間進行(流れ)の方向
環世界
世界1
世界2
世界3
知能の極点
世界4
禅=解放する
環境
知能
知能のコア
環境から要請
される知能
環境
たくさんの自己がある
たくさんと環境と関わっている知能・身体
それらがそれぞれの世界を持っている
部分
知能
環境
知能
知能のコア
環境から要請
される知能
環境
たくさんの自己がある
たくさんと環境と関わっている知能・身体
それらがそれぞれの世界を持っている
部分
知能
環境
知能
知能のコア
環境から要請
される知能
環境
たくさんの自己がある
たくさんと環境と関わっている知能・身体
それらがそれぞれの世界を持っている
環境
知能
知能のコア
環境から要請
される知能
環境
たくさんの自己がある
たくさんと環境と関わっている知能・身体
それらがそれぞれの世界を持っている
環境
知能
知能のコア
たくさんの自己がある
たくさんと環境と関わっている知能・身体
それらがそれぞれの世界を持っている
環境
知能
知能のコア
たくさんの自己がある
たくさんと環境と関わっている知能・身体
それらがそれぞれの世界を持っている
環境
知能
知能のコア
たくさんの自己がある
たくさんと環境と関わっている知能・身体
それらがそれぞれの世界を持っている
単に欲望をなくして行くこと、
世界とのかかわりをなくして行くこと、
ではない=悟ること=禅
環境
知能
知能のコア
環境から要請
される知能
環境
体験から悟る
部分
知能
体験
体験 体験 体験
体験
世界
世界
存在分節的
絶対無分節
意識志向性
空
無数の浮動的
な意味体
唯識で言う
「種子」
転識
見方が固定される 毀す=禅
毀す=禅
毀す=禅
物質世界
一なる全
知能の
極
自意識
より高度な知能
環世界的知能
存在のゼロポイント
知能の極点
機能的
知能モデル
精神的
存在論的
知能モデル
環世界
物質世界
一なる全
知能の
極
自意識
より高度な知能
環世界的知能
存在のゼロポイント
知能の極点
環世界
超越からの
流れ
世界からの
流れ
世界とそれを超えた
流れの共創的存在
物質世界
一なる全
知能の
極
自意識
より高度な知能
環世界的知能
存在のゼロポイント
知能の極点
機能的
知能モデル
精神的
存在論的
知能モデル
環世界
行為を生み出す流れ
物質世界
一なる全
知能の
極
自意識
より高度な知能
環世界的知能
存在のゼロポイント
知能の極点
機能的
知能モデル
精神的
存在論的
知能モデル
環世界
存在=自己を生み出す流れ
物質世界
一なる全
知能の
極
自意識
より高度な知能
環世界的知能
存在のゼロポイント
知能の極点
機能的
知能モデル
精神的
存在論的
知能モデル
環世界
行為(アポトーシス)と存在(ホメオタシス)の
連鎖が知性を作って行く。
物質世界
一なる全
知能の
極
自意識
より高度な知能
環世界的知能
存在のゼロポイント
知能の極点
機能的
知能モデル
精神的
存在論的
知能モデル
環世界
世界の側に真理が含まれると思う
=東洋
思惟の世界に真理があると思う
=西洋
第七章 人工知能にとって禅とは何か?
本日のコンテンツ
• 第一章 今回のテーマ
• 第二章 禅とは何か?
• 第三章 人工知能の体験を作る
• 第四章 人工知能の時間を作る
• 第五章 アテンション(注意、意識)
• 第六章 人工知能に禅をさせる
• 第七章 人工知能にとって禅とは何か?
学習と悟りの違い
• 機械学習 = あるレベルの最適化がなされる
• 悟り = 新しいビジョンが拓ける
= フレームが拡大する
S
(Body
)
O
(Object
)
Action: f
O’
Sense: p
S’
Action: f’
Sense: p’
Image of object
Image of body (=self)
R RRepresentation
S
(Body
)
O
(Object
)
Action: f
O’
Sense: p
S’
Action: f’
Sense: p’
O’’S’’
Action: f’’
Sense: p’’
Image of object
Image of body (=self)
R R
R R
S
(Body
)
O
(Object
)
Action: f
O’
Sense: p
S’
Action: f’
Sense: p’
O’’S’’
Action: f’’
Sense: p’’
O’’S’’
Action: f’’
Sense: p’’
R R
R R
R R
S
(Body
)
O
(Object
)
Action: f
O’
Sense: p
S’
Action: f’
Sense: p’
O’’S’’
Action: f’’
Sense: p’’
R
R
R
R
Sequence of
Self
Sequence of
Object
“Self” is a sequence of selfs. “Object” is a sequence of objects.
S
(Body
)
O
(Object
)
Action: f
O’
Sense: p
S’
Action: f’
Sense: p’
O’’S’’
Action: f’’
Sense: p’’
R
R
R
R
Sequence of
Self
“Self” is a sequence of selfs. “Object” is a sequence of objects.
Vector to move
Vector to enter
Dude, Where's My Warthog: From Pathfindingto General Spatial Competence,
D. Isla,Invited talk, ArtificialIntelligence and InteractiveDigitalEntertainment(AIIDE)
2005
http://naimadgames.com/publications.html
S
(Body
)
O
(Object
)
Action: f
O’
Sense: p
S’
Action: f’
Sense: p’
O’’S’’
Action: f’’
Sense: p’’
R
R
R
R
“Self” is a sequence of selfs. “Object” is a sequence of objects.
Killzone 2 Multiplayer Bots
Remco Straatman, Tim Verweij, Alex Champandard | Paris Game/AI Conference 2009, Paris, June 2009
http://www.guerrilla-games.com/publications.html
S
(Body
)
O
(Object
)
Action: f
O’
Sense: p
S’
Action: f’
Sense: p’
O’’S’’
Action: f’’
Sense: p’’
R
R
R
R
“Self” is a sequence of selfs. “Object” is a sequence of objects.
HandlingComplexityin the Halo2 AI, D. Isla, GDC 2005
Dude, Where's My Warthog: From Pathfindingto General Spatial Competence,
D. Isla,Invited talk, ArtificialIntelligence and InteractiveDigitalEntertainment(AIIDE)
2005
http://naimadgames.com/publications.html
時間(イメージ)
空間(論理)
殆どの人工知能は与えられたフレーム(問題設定)の
外に出ることはできない。
人間は柔軟にフレーム(問題設定)を創造し
変化させることができる。
人間と人工知能の違い
時間(イメージ)
空間(論理)
殆どの人工知能は与えられたフレーム(問題設定)の
外に出ることはできない。
人間は柔軟にフレーム(問題設定)を創造し
変化させることができる。
人間と人工知能の違い
人工知能は自問題を作り出すことはない。
人工知能は人間が与えた問題を解くことしかできな
似たような問題さえ解けない。
時間(イメージ)
空間(論理)
時間(イメージ)
空間(論理)
人間は柔軟にフレーム(問題設定)を創造し
変化させることができる。
問題は体験から来る
• 人工知能は世界を、自分を体験していない
• 人工知能は世界から情報を抜き取っているだけ
体験 問題
人間=体験から問題を創造(ジェネレート)する
フレームは体験から来る
• 人工知能は世界を、自分を体験していない
• 人工知能は世界から情報を抜き取っているだけ
体験 フレーム
人間=体験から問題を創造(ジェネレート)する
意識を作る=自身を語る
St=k-1
St=k
St=k+1
ロゴス t=k-2
ロゴス t=k-1
ロゴス t=k
差延によって作り出された差異は
もう一度、統合される。
しかし、新しい差延が生まれる
語る
語る
意識を作る=自身を語る
St=k-1
St=k
St=k+1
ロゴス t=k-2
ロゴス t=k-1
ロゴス t=k
知能は差延、差異、統合、反復の
システムである。
意識を作る=自身を語る
St=k-1
St=k
St=k+1
ロゴス t=k-2
ロゴス t=k-1
ロゴス t=k
知能は差延、差異、統合、反復の
システムである。
逸脱(差異化,差延)
統合(引き戻し)
語る
語る
人工知能人間
仏教と人工知能
• 仏教 = 煩悩から解脱する
• 人工知能 = むしろ煩悩を与えたい(執着)
煩悩 煩悩
解脱 執着
経典
環境世界
認識の
形成
記憶
意思の
決定
身体
制御
エフェクター・身体
運動の
構成
センサー・身体
意思決定
モジュール
意思決定
モジュール
意思決定
モジュール
記憶体
情報処理過程 運動創出過程
身体部分
情報
統合
運動
統合
「構成的自己=知能」
の形成(創造)
「存在的自己・認識・記憶」
の形成(創造)
一なる全
(すべての源泉) 超時間的
自分を時間と世界
に投げ出す
インフォメーション・フローではない
荘子「達生編」
「水中を泳ぐ特別な方法があるのですか。」
「ありません。わたしには特別な方法などない。わたしに
は慣れたところから始まって、本性のままに生長し、運命
のままにできあがっているのです。水の中では渦巻きみ
身をまかせていっしょに深く入り、湧き水にまかせていっ
しょに出てくる。水のあり方についていくだけで、自分の
かってな心を加えないのです。…」
(荘子、第三冊I、金子治訳、岩波書店、P.57)
自然に従う
自然の為していることを見る
世界と共創する流れ
• インフォメーションフローではなく、世界から
の事物の流れ。世界の各部分からの関係を受け
て総合的に流れる神髄
• 人工知能だけではフレームは破ることができな
いかもしれないが、世界の一部として、知能を
明け渡すことで、世界の発展と共創して、知能
を高めて行くことができるのではないか?
環境
知能
知能のコア
環境から要請
される知能
環境
体験から悟る
部分
知能
体験
体験 体験 体験
体験
環境
知能
知能のコア
環境から要請
される知能
環境
体験から悟る
部分
知能
体験
体験 体験 体験
体験
人工知能に環境の一部として発展する部分を作る
=環境と共創して知能が作られて行く素地を作る
=悟る
記号主義的アプローチ
時間(イメージ)
空間(論理)
人間は柔軟にフレーム(問題設定)を創造し
変化させることができる。
常に上位へ上位へ構築されるフレームを作る
コネクショニズム
谷淳、「力学系に基づく構成論的な認知の理解」、脳・身体性・ロボット-知能の創発をめざして
(インテリジェンス・ダイナミクス 1) 土井 利忠 (編纂) 、 丸善出版、2012
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