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子どものヤケドの予防と初期対処
- 3. 1. ヤケドの分類
高温液体による熱傷 scald burn
熱湯,熱い料理,揚げ油など
火炎による熱傷 flame burn
ガスコンロ,ロウソクによる着衣着火など
高温固体との接触による熱傷 contact burn
アイロンなど
化学熱傷 chemical injury
酸,アルカリ,灯油など
電撃傷 electrical injury
コンセントからの放電など
ヤケドは医学用語として熱傷(Burn, Thermal injury)と呼ばれます。
上にあげた分類の中でお子さんに圧倒的に多いのが熱湯など高温液体による
ものです。
- 8. 6.ヤケドの予防策
①電気ケトルに注意
電気ケトルなどの電気湯沸器の熱湯は 0 歳の受傷原因 1 位、1 歳の受傷
原因 2 位でした。手術が必要な深いヤケドになる確率が他に比較して 6 倍
でした。
電気ケトルは台所の奥に置くなどし、テーブルや床には決して置かない
ようにしましょう。
②テーブルの上に熱湯を置いたまま目を離さない
ヤケドの原因となる高温液体の置き場所として、0 歳と 1 歳では
テーブルが第 1 位でした。
ちゃぶ台などの低いテーブルに熱湯を置かないようにしましょう。
高いテーブルでも油断は禁物です。テーブルクロスは使わないように
しましょう。お子さんがテーブルクロスを引っ張ることで、熱湯を浴びて
しまうからです。
消費者庁イラスト集より
- 9. 出典:イラスト参照 Safe Kids Japan「子どものやけどを予防するために」
(企画・制作:国立研究開発法人 産業技術総合研究所/NPO 法人 Safe Kids Japan、イラスト:久保田 修康)
③キッチンにおけるヤケド対策
キッチンの鍋の熱湯やスープによる受傷が 2 歳以上の受傷原因第 1 位
でした。キッチンに柵を設置するのがベストです。お子さんが活発な時間
帯の調理を避けるなどの注意も必要です。
④おじいちゃんおばあちゃん家でのヤケドに注意
統計にはお示ししませんでしたが、熱傷治療医のあいだでは、
おじいちゃんおばあちゃん家でのヤケドを負うお子さんが少なくないことが
知られています。
原因は分析できていませんが、ストーブの上でお湯を沸i
かす習慣が
あったり、お子さんがいつもと違う環境ではしゃいだりしてしまうことが
原因として考えられます。