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DATE 2011/04/15.
Copyright (C) 2011 copyrights. Takashi.Ohmoto All Rights Reserved.
2. 自己紹介
■氏名:大元隆志
:
翔泳社EnteprizeZine、ITイニシアティブ、ITmediaオルタナティブブログ等、様々
なIT系メディアで活躍する「旬な話題を分り易く伝える」ことを得意とするITジャーナリ
スト。
SNSビジネス特集でNHK教育テレビに出演。ソーシャルメディア系イベントしては
国内最大級となるソーシャルカンファレンス主催者。著書に「ソーシャルメディア実践
の書」、「IPv4アドレス枯渇対策とIPv6導入」がある。所有資格 米国PMI認定PMP、
MCPC認定 シニアモバイルコンサルタント等。
■主なメディア出演
・紙媒体 日経コミュニケーション、日経Network、ITイニシアティブ
・テレビ NHK ITホワイトボックス
■著書
ASSI MA
3. デジタルデバイド
インターネットやパソコン等の情報通信技術を
「利用できる者」と「利用できない者」との間に生まれる「格差」
ASSI MA
4. デジタルデバイドは何故生まれたか
・所得による格差 ・教育水準による格差
ITを「持てる者」・「持てざる者」
ITを「持てる者」・「持てざる者」 PCを「操作出来る者」・「操作出来ない者」
PCを「操作出来る者」・「操作出来ない者」
ASSI MA
5. デジタルデバイドの問題
-パソコンやインターネットが登場し、
急速に産業のIT化が進む
-機械/IT化により、生産性が向上
-生産性の高い産業/職種の所得が増加
する傾向にある。
生まれた地域、家庭によってITを学べる
環境の違いが、その後の人生を左右する
ことは「不公平」である。
ASSI MA
7. 国内のデジタルデバイド対応状況
世代別利用率
■高齢者に未利用者が集中
平成20年から利用率は上昇
傾向にあるとはいえ、他世代と
比較して、利用率が低い。
所属世帯別
■低所得層に未利用者が
平成20年から13ポイント上
昇しているものの、年収200万
未満の世帯では約四割の世
帯がインターネットを利用して
いない。
出典:総務省「平成22 年通信利用動向調査」
個人の利用率においては、年齢と収入による「格差」が存在する
ASSI MA
9. スマートデバイスの登場
スマートフォン タブレット
画面サイズが5インチ以下
5 画面サイズが5~10
5 10
10インチ前後
起動 起動速度 使いたい時にすぐ使える
ソフト アプリケーション マーケットから自由にインストールが可能
センサー 加速検出 筐体に加えられた速度を判定する
傾き検出 筐体の傾斜確度を判定する
位置情報検出 GPS、WiFiにより位置情報の送受信を可能に
する
入力 タッチコントロール 指による直感的な操作が可能
音声認識 音声による各種操作、言語翻訳などが可能
カメラ 静止画・動画の撮影が可能
ASSI MA
10. デジタルデバイド解消に貢献するスマートデバイス
Price : High Price : Low
Oparation : Difficult Oparation : Easy
価格が高くて購入に躊躇していた低取得者層、操作が難しくて敬遠していた高齢者層が
スマートデバイスなら活用出来るようになった。
例 iPad2 $499、Kindle Fire $199
ASSI MA
11. インド政府 1台2700円のタブレットを供給
インド政府が開発した1台$35のタブレット Aakash(空という意味)
Datawind社が開発し、インド政府に$45で販売。インド政府は
教師、生徒を対象に$10を負担し、$35(約2700円)で提供する。
Android2.2を搭載し、2つのUSBと256MBのメモリを持つ。
文書処理、ウェブブラウジング、テレビ会議が可能。
ASSI MA
12. 米国では高齢者のタブレット利用が急増
米国ではシニア層にタブレットユーザが急増中。
23%→37%(14%up)
操作が簡単であること、主に閲覧中心であることが予想される。
ASSI MA
13. 国内シニア層の情報端末利用率
出典:NTTレゾナント「シニアの情報端末保有状況に関する調査」」
国内の高齢者は、スマートデバイスの利用率は7.1と低い。
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14. 通信費も”無料”の時代
Launch 2010.5.18
■後進国ユーザの通信費を無料にするFacebook Facebook
2010年5月18日に「Facebook Zero」と呼ばれる
サイトが登場。上記の50ヶ国と、45携帯キャリアで
契約した端末からhttp://0.facebook.com へアクセ
スすると軽量版Facebookへ接続可能になる。
このサイトへの接続料は”無料”になっている
ASSI MA
15. 解消に向かう”デジタルデバイド”
行
政
の
課 回線 地域格差 地域カバー率100%
題
個
人
に
依 操作 難しかった 簡単になった
存
す
る
課
題 価格 高かった 安くなった
日本国内に限ればデジタルデバイドは”解消可能”な状態になったと考えて良い。
利用しないのは”個人の意志”によるもの。
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16. 新たな”格差”の登場
1996~ 2012~
Digital New Digital
Divide Divide
技術への”接続”が課題 技術の”選択”が課題に
・環境、状況に起因 ・リテラシーに起因
【解消方法】 【解消方法】
・PCを購入する ・インターネットを活用する
・フィーチャーフォンを購入する ・ソーシャルメディアを活用する
・インターネット回線を契約する
膨大な”知識”へアクセス可能に 人々の”知識”へアクセス可能になり
“知識”から”知恵”を生み出す事が可能に
ASSI MA
17. 全てのコンテンツ、サービスがクラウドに
The
Internet
欲しいものを欲しいと思った瞬間に「世界中」から、最も良い条
件で購入出来るようになり、「世界」へ誰でも流通させる事が
出来るようになった。
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18. これからは”知恵”を活用する時代
知識
デジタルデバイドの解消で 全ての人がインターネットで繋がれる時代
膨大な”知識”へは誰でも 個々の知識を融合し知恵にする
アクセス可能になった。
ASSI MA
19. “知識”と”知恵”
知識 知恵
過去の情報の蓄積 “知識”に基づいて創造された”発想”
例 例
-過去の体験 -新機軸
-過去の経験 -創意工夫
-過去の事例 -革新
知識は過去に経験した事象を 知恵は「過去の経験」で解決出来
効率良く解決するには重要。 ない事象を、「新たな発想」で解決
しかし、知識だけを幾ら覚えても すること。
新しい事は生まれない。
効率化には有効 付加価値を創造する
コモディティ化を招く Only Oneを作り出す
ASSI MA
22. 成長するソーシャルメディア
■毎日”三億人”が訪れる
” ”
2007
2007
2007年から急激に成長した
Facebook 2008
Facebookは、訪問者数で2008
2008年
には当時のトップSNS”MySpace”
SNS MySpace”
SNS”
を抜き去った。
その後も急成長を続け、現在では
総会員数八億人、一日の利用者” ”
三億人”という第三の国家に成長し
”
た。
1.
1.中国 約13 5400
1. 13 5400万
13億5400
2.
2.
2.インド 約12 1400
12 1400万
12億1400
3.Facebook
3.Facebook 約8億
3.Facebook 8
出典:The Growth of Social
Media: An Infographic ASSI MA
23. 国内ソーシャルメディア利用状況
Twitter、Facebookの200万利用者から一千万利用者への推移
出典:ニールセン・ネットレイティングス社 「2011年8月のインターネット利用動向調査結果」
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25. Feature PhoneからSmart Phoneへ
2006 2007 2008 2009 2010 2011
Nokia
iPhone
Android
Feature Smart Apple Android
Phone Phone Store Market
vs Hardware vs Application
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27. スマートフォンと共に普及するソーシャルメディア
スマートフォン利用者の多くは何らかの
ソーシャルメディアと接触している。
スマートフォンの増加に伴って、ソーシャ
ルメディアも成長していくと考えられる。
出典:独立行政法人IPA 「情報セキュリティの脅威に対する意識調査 報告書」
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28. アナログとデジタルの境界が無くなる日
NFC
リテラシー:中
: リテラシー:低
:
誰でも使える
常に携帯するスマートデバイス+NFCから、ソーシャルメディアが情報のインプッ
トツールとして機能し、あらゆる行動がクラウドに蓄積されて行く。
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30. ソーシャルメディアとは何か?
技術 ①インターネット上のアプリケーション群である
機能 ②情報の記録、伝達、保管といったメディアとしての機能を持つ
提供者 ③プロ、一般人を問わず情報発信者に成り得る
対話方法 ④提供者と利用者の間で双方向、多方向のやりとりが可能
利用方法 ⑤情報のインプット/アウトプットが可能
ASSI MA
31. ソーシャルメディア活用のメリット
情 ①ノイズを排除した有益な情報収集を行える
報
流
通 ②マスメディアでは報道出来ない情報を流通させられる
・
収
集 ③奇譚の無いフィードバックを得ることが出来る
④多数のアイデアを瞬時に集める事が出来る
人
間 ⑤天災時の安否確認手段になる
関
係
の ⑥企業、組織の枠を超え、並行して人間関係を築ける
補
完
⑦パーソナルブランディングのための安価なプラットフォーム
機会の創出
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32. 変化するインターネットへの接続形態
The The
Internet Internet
利用のきっかけ:目的意識を持って利用 利用のきっかけ:空いた時間
場所:特定の場所 場所:常に持ち運ぶ
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33. 膨大な情報が流通するインターネット
■他メディアを圧倒する情報量
インターネットの発展と共に、情報流
通量は大幅に増加。
インターネットへの接触頻度は、接触
する情報量に大きな差が生まれる。
出典:情報通信政策研究所調査研究部
「我が国の情報通信市場の実態と情報流通量の計量に関する調査研究結果 (平成21年度)」
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35. 1.情報の格差 情報量
就職
Facebook ・1秒間に7名の新規会員が増加する
・1秒間に11,600のコンテンツが共有される
・1秒間に2900枚の写真が投稿される
Twitter ・1秒間に平均2300個の呟きがある
youtube ・1秒間に"48分間"のビデオがアップロードされる
Forsquare ・1秒間に"35チェックイン"が発生する
Instagram ・1秒間に"15枚"の写真が投稿される
膨大な”情報”がソーシャルメディア上で流通している
ASSI MA
36. 1.情報格差 鮮度
特定の"事象"に対して、"最近"と表現される最長期間
ニヶ月
月刊誌
週刊誌 ニ週間
テレビ
一週間
新聞 Facebook
ニュース番組 Mixi
Blog
Twitter 三日間
非利用者 利用者
ソーシャルメディア利用者は”最新”の情報に接触しやすい ASSI MA
37. 2.知恵の格差
1.DATA 2.INFORMATION
3.KNOWLEDGE 4.WISDOM
ソーシャルメディア上の”会話”は、データ
でもあり、情報でもある。
これらを消化し、独自のアイデアを発想
することで良いイノベーションが誕生する。
情報はイノベーションのための”血液”である。
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38. 3.人脈の格差
10 30
10~30
30人 最大150
150
150人
・会社の同僚 一次的な絆 ・Facebook友達
10 30
10~30
30人 ・Twitterの相互フォロー
・友人
・会社の同僚
・Facebookグループ 弱い絆
・友人 仲 ・Mixiコミュニティ
仲
間 間
の の
絆 絆
強い絆 強い絆
4~6人
6 4~6人
6
・家族 ・家族
・親友 ・親友
制限なし
・Twitter のフォロワー
・Facebook ページのファン
ソーシャルメディアが”人と人”とを結び付ける。
人の絆から、これらのメリットが生まれる。
- 知識の交換
- 知恵の醸成
- 機会の増加
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40. 新たな格差
就職 収入 情報 知恵 人脈 機会 備考
Analog ○ ○ × × × × 全てが”個人”の能力、環境に依存。
Digital ○ ○ ○ × × × インターネットから”膨大な情報”に
Divide アクセスすることが可能になった。
しかし、情報の真意は自分で確か
める必要があった。
Social ○ ○ ◎ ○ ○ ○ 多くの人々と繋がる事で、”知恵・人
Media 脈・機会”を創出することが可能に
Divide なった。
情報の判断に他者の協力を仰げる
ようになった。自ら機会を創出する
ことで環境を変えることが可能に。
ASSI MA
43. 企業もソーシャルテクノロジーの活用を開始
2008
2008 2009
2009 2010
2010 2011
2011 2012
2012
PR
■B to C
B Cモデルへの対応 CoWork & Inovation
Facebook、Twitterの普及と共に、ソー
シャルメディアを活用したプロモーション、
マーケティング、ブランディングの活用が始 ■B to B B to E
B B、B Eモデルへの対応
まる。 東日本大震災、クラウドコンピューティン
グ、経済のグローバル化への対応にソー
シャルテクノロジーの活用が注目を集めて
いる。
- BCPの一環として安否確認
- 海外移転に伴うコミュニケーション手段
- スマートデバイスの導入
- 付加価値創造の重要性の高まり
- 変化への対応速度
ASSI MA
44. 従来型ビジネスからソーシャルビジネスへ
現在のビジネス ソーシャルビジネス
・従来型のチャネル活用 ・コミュニティを通じた意見/要望の抽出、
・広報部主体の
消費者から顧客へ ブランドイメージの構築
B2C
ブランドイメージ統制 お客様との ・信頼関係をベースとしたブランドイメー
・アンケートによるヒアリング 関係強化 ジの伝播
・消費者との共感で作る新たな価値
・メール、電話中心の硬いコミュ ・自社とパートナ間、関係者間でのコミュ
ニケーション ニティ構築
B2B ・個人の人脈に依存 競争から共創へ ・組織の枠を超えた知恵の出し合いによ
・商流の人脈に依存 パートナとの り革新的な商品を創造
・自社単独での製品開発、販路 ・組織の枠を超えた、情報、リソースの
拡大
関係再構築 共有、販路の拡大
・自社では実現不可能なスピードアップ
・メール、電話中心の硬いコミュ ・緩い会話も含んだ、「風通しの良い」コ
B2E ニケーション 閉塞からオープンへ ミュにーケーション
・ノウハウの属人化 社内リソース ・有識者、専門家、経験者の知恵を結集
・身近な間柄、部門内に閉じた を最大限に活用 ・人と人、人と情報が繋がる機会を増加
情報共有 ・適切なスキルとタスクを結びつけ適材
・発見されない社内専門家 適所を実現
株主重視の経営から、関連する全てのステークホルダー重視の経営へ
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48. ソーシャルメディアの段階遷移
友人
知人
人数 一時的な知人
仲間
300
270
240
210
180
150
120
60
30
Phase1 Phase2 Phase3 Phase4 Phase5 Phase6
初動期 交流期 拡大期 安定期 幻滅期 再構築
ASSI MA