電子黒板・タブレット

電子黒板・タブレット
都留文科大学日向良和

電子黒板の特徴
 パソコン、タブレット画面の表示
 書き込み、文字を消す
–コピー＆ペースト
–記入の保存、読み込み
–画面の印刷

従来の方法
 黒板：消すことができる、見やすい、故障し
ない
 付箋、模造紙：安い、利用方法が簡単、
故障しない
 「故障しない」ということは学校で重要

従来の方法
 ノート：書き込み自由、安い、故障しない、
充電関係ない
 教科書：書き込み自由、安い、著作権法
上の運用が安定している
 電子黒板・タブレットはどう考えるのか？

従来の方法＋電子黒板＋タブレット
 「代替」する域にはいっていない（故障、電
源、ネットワークの安定性、著作権）
 特徴となる機能を活かし、教室に新しい機
能をプラスする
 「生徒間での情報共有」がキーワード

パソコン、タブレット画面の表示
 ウェブ画面を大きく提示
 効果：情報の共有、発問
 マインクラフトなど、ソフトを使用する場合の
説明画面
 電子教科書の表示

 複数タブレット画面の並列表示（ロイロノー
トなど）
 効果：生徒同士での情報共有、グループ
での課題発見、解決
 効果：多様な視点、考えの獲得

 プレゼンテーションでの操作、強調
 効果：生徒のICTスキルの獲得
 全体としてのキーワードは「情報共有」

書き込み、文字を消す
 板書を拡張する
 拡大、縮小
 文字の移動
 保存
 印刷

 効果
 生徒の発言の整理、グルーピング
 マインドマップなどの作成
 振り返り、画面複製による試行、分岐など

 効果
 週をまたいでの単元展開時には、前の画面
から開始
 生徒同士による自主的なディスカッション時
にも、付箋、模造紙の代わりとして

タブレット（もしくはノートパソコン）
 全員が持っている、最低でも1グループ1台
 ネットワークに接続、フィルタリング
 ノートパソコンの方が汎用性が高い
 文字入力速度は手書きより遅いのでノート
の代わりは困難

タブレット（もしくはノートパソコン）
 タブレットでも、ノートパソコンでも本質は
 「生徒の考えの可視化と共有化」
 「コミュニケーション」
 のツールであること
 タブレットの画面は誰でも見られる、半ばパブリッ
クなスペース

「生徒の考えの可視化と共有化」
 従来のメモ、ノート：個人的、属人的
 教師と生徒個人しか見ることができなかった
 グループ内の人が何を考えているのか→発
言で共有→ともすると声の大きなリーダーが
 全員の情報や考えを共有することで

「生徒の考えの可視化と共有化」
 効果
 考えの多様さ、意見の多様さを知る
 ディスカッションに従い、グループメンバーの考
えがどう変わっていったかを知る
 データ、情報を元にしたディスカッション

「コミュニケーション」
 多摩市立愛和小学校の実践
 マイクロソフト社「マインクラフト」を使用
 3年生、6年生道徳授業
 テーマ：匿名やコンピュータを通したコミュニ
ケーションと直接コミュニケーションの違い

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